趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

答えはシンプルに

「闇先案内人・下」(16/122) 上巻で抱いた疑問の答え。 プロの要件は、 相手の立場で考える事が出来る想像力に長けていること。 それっきゃないでしょ。 大阪、京都を経由して、最後の舞台は東京へ。 葛原は駆け抜ける。 陰謀が渦巻く。 でも動機は、人そ…

プロフェッショナル

「闇先案内人・上」(15/122) プロフェショナルに憧れます。 なりたいです! でも、どうしたら、そういう存在になれるのか? その答えは、なかなか見つかりません。 本作品、プロの「逃がし屋」の話です。 訳ありの人を、綺麗さっぱり消し去ってしまう仕事…

重い頁

「ポー・シャドウ 下」(14/122) エドガー・アラン・ポーの死。 その謎(事実です)を解き明かす、 ノンフィクションとフィクションが交錯した本作品。 さすがに手こずりました。 今朝、読了です。 いやあ、本を読んだって感じ。 頁が重いんですよね。 19世…

脳を駆使する読書のエクスタシー

「ポー・シャドウ 上」(13/122) 19世紀半ばの ボルティモアでの エドガー・アラン・ポーの 死の謎を解明するストーリー。。。 まじ、ありえないでしょ。 だから、何? 何が言いたいの? でも、その理不尽さを脳味噌で受け止めるのが、 活字の世界で遊ぶ理…

僕には、無理です

「サウスバウンド・上」(11/122) 「サウスバウンド・下」(12/122) 奥田英朗の語り口、というかペンタッチ。 ああ、読んでいて気持ちが良い。 最後まで書ききらない、微妙な加減。 熱い思いと、冷たい視線が絡み合う。 その奥田が作り出した世界観の中で…

面白い、って言ってしまって良いのか?

「M8」(10/122) 凄い面白いです。 こんな「地震」小説、はじめて! 非常にリアルであるが、 ちゃんとしたフィクションとして成立している。 マイクル・クライトン風、って感じ? ある時は冷静な描写。 その中に、感情移入できるシーンが、 適度に織り込ま…

信じるという才能、勇気、決断。それは力。

「駆けこみ交番」(9/122) 最近、疑惑・裏切系の作品ばかり読んでいたから、 より強く感じたのかもしれません。 人を疑うのは、簡単です。 信じるという行為の「凄さ」を感じました。 乃南アサだからこそ書ける作品でしょう。 ジャンルで言えば、警察小説。…

で、正義とは

「暗殺のアルゴリズム・下」(8/122) やっぱり、 テーマは、 何が正義? ラドラムの勢いのままに読了。 結末は、まあ、ある程度、読めてはしまいますが、 本作では、ここにポイントがあるわけではなく。 もちろん、ハリウッド映画化してしまえば、 素敵な作…

アクション、謀略、基本です

「暗殺のアルゴリズム・上」(7/122) うーむ、ラドラム節、炸裂。 発見された遺稿なのかはともかく、 固い、うまい、面白い。 適度に情報を抜いて、文章を綴っていることにより、 危険さと切迫感を演出しているのではないでしょうか。 舞台は全世界。 敵は…

スーパーなヒーロー

「臨場」(6/122) この警察小説の主人公は検死官。 現場での初動捜査。 死者から、事件を読み取る男、倉石。 横山秀夫作品では珍しいのでは。 こんなにカッコよく、優れた、イカした男が主人公を張るなんて。 出来すぎ! 何しろ仕事ができる。 組織の上に強…

度合いの選択

「被曝海域・下」(5/122) かくして、 世界は核兵器テロの危険を、 無事、回避したのであった… まあ「オプ・センター」シリーズならではの大味な展開。 予想通りですね。 ラストの空港でのアクションシーンは、良く出来てました。 ただ、ボブに色恋沙汰とは…