趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

若さとは、なんて素敵な事件なんでしょうか

「路上の事件」(40/122) ハードボイルドな 青春ど真ん中小説 in U.S.A. 時は1950年あたり 主人公のダンクは21歳 小説化志望の若者は北米を彷徨う… 若いから、さまよう そう、若いから 羨ましい 牢屋に入る 人を殺す(のを幇助?する) ギャンブルで勝負す…

理屈とか、理由とかよりも大事なこと。

「東京奇譚集」(39/122) 不思議な短編五つ。 日常の中に潜む不思議が、 チョコっと顔を出す、その風景を、 村上春樹が送り出す。 250頁の、さりげない異空間。 いやあ、心地よい文章。 読んでいるだけで楽しい、嬉しい。 具体的な物語の展開よりも、 文字…

山は登るもの。見るものに非ず。

「灰色の北壁」(38/122) やっぱり、 真保裕一は、 完全に信用できる作家です。 本作品、 登山をテーマとした短編三作品を収録。 ミステリーあり、 ラブストーリーあり、 そして、山への愛情、溢れんばかり。 基本的に、 冬山に登って遭難しちゃう人達って…

誰が敵?何が目的??

「デッドライン・下」(37/122) アラスカ経由で、 樺太から北海道へ。 そして東京を経て最後は… 1945年8月6日のヒロシマまで、 タガワの思いは、熱い行動と共に、驀進する。 意味不明。 それが戦争の真実なのかもしれません。 本当に、わからない。 誰が、…

1945年、アメリカ合衆国、ジャップ、ヒロシマ。

「デッドライン・上」(36/122) 原子爆弾というテーマをコアに物語は進む。 北米のあらゆる人種差別をサイドラインに置いて、 戦時下のエスピオナージュが展開する。 主役は日系二世。 芯の強いキャラクターは秀逸。 1945年という特別な年の出来事。 上巻は…

推理は、小説だけの、特権では無くて

「触身仏」(35/122) 民俗学ミステリー第二弾です。 出来る、斬れる女、蓮丈教授。 ちょっと出来ない?あまり斬れない?男、内藤助手。 ナイスなコンビが活躍します。 短編の連作。 一つ一つの民俗学エピソードが秀逸。 それぞれ長編に拡大してもらいたいで…

高村薫。北村薫。西村香?

「愛読者」(34/122) 折原一の「軽〜い」ジョークで楽しませていただきました! いやはや、こういうのもアリですね。 全て手紙(もしくはFAX、メモ)のやり取りで構成された短編連作集。 「超マニアック」で「過激」な「イッちゃってる」ファンが大活躍。 …

確実に、心、動きますから。

「真夜中の死線」(33/122) 非常に良く出来た小説。 本当に巧み。凄い。感動的。 死刑実行まで、あと17時間。 無実の死刑囚を救えるのか? こう書いちゃうと、 ありがちなストーリーって思いますよね。 無実の証拠を突き止められるか。 間に合うのか。 が、…

小説を読んだ。本当に読んだ。

「暗黒館の殺人・4」(32/122) 2,100頁/2,100頁。 やっと、正月が、終わりました。 実に明快である「謎解き」。 素晴らしい。 で、このラスト…上手すぎます。 好き嫌いあるかもしれませんが、 読んだ方が良い作品です、きっと。 重く厚い2,100頁ですが、 読…

解ける謎。深まる謎。募る謎。

「暗黒館の殺人・3」(31/122) 遂に第三巻。 1,650頁/2,100頁。 いやー、読み始めたら止まらない。。。 一気に謎が解けていく。 暗黒館の猟奇的、怪奇的な部分の謎が解けていく。 儀式、死生観、倫理、私欲、存在意義。 愛情、建前、財産、希望、絶望。 憧…

これからでしょ、本番は。。。

「暗黒館の殺人・2」(30/122) お正月に一気読み。 朝まで、そして朝から、 綾辻行人ワールドに浸ってます。 で、第二巻で1,050頁/2,100頁。 折り返し地点に到達です。 とりあえず殺人事件が二件発生しました。 そして、過去の殺人事件の存在も明らかにさ…

まだまだ、何にも、分かっちゃいない。

「暗黒館の殺人・1」(29/122) 遂に読み始めましたよ。 文庫で2,100頁。 この厚さ、嬉しいですねえ。たまりませんねえ。 で、第一巻で600/2,100。 まだ、核心を突くイベントは、起きてません。 いや、現段階では気がついていないだけかな。。。 兎に角、物…

始まりました

「Φは壊れたね」(28/122) Gシリーズ、スタート。 森博嗣の新シリーズです。 気がつくと、 S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズ。 完読してるんですよね。 また、森ワールドにドップリはまらせていただきます。 で、ストレート且つシンプルな幕開けですね…