趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

血沸き肉躍るって、こういうことか

「射雕英雄伝(1)」(111/144) 敬愛する先輩レコメンドシリーズ第三弾は、 なんと、武侠小説です! 宋末元初の激動期。 13、14世紀あたりの中国を舞台としたドラマチックな物語。 もう、強い奴らのオンパレード! 繰り出す技のバリエーションの豊富さに圧倒。 …

素敵な警察官たちが登場する挨拶代わりの一冊

「アナザーフェイス」(110/144) 堂場の警察モノ、 久しぶりかも。 どうしても「鳴沢了」シリーズの印象が強くて。 鳴沢好きとしては、 なかなか他の作品に手が出なかったのですが、 敢えて、本作、選択しました。 主人公、大友鉄は、鳴沢とは大きく違ってま…

・・・言葉にならない

「悼む人・上」(108/144) 「悼む人・下」(109/144) なんという作品だ。 死者を「悼む」人の物語、だ。 どう鑑賞して、言葉にすれば良いのか分からない。 この読後の、柔らかな心を、気持ちを。 この優しさは、死の優しさなのだろうか。 そんな単純なことじゃ…

以下、全てネタバレです

「殺戮にいたる病」(107/144) とりあえず、我孫子武丸です。 ミステリ好きな人なら、 ちょっと、残酷だけど・・・間違いなく「必読書」かと。 以下、ネタバレです。 で、実にシンプルな叙述トリック。 たった1ポイントに絞り切ったところが巧み。 読みながら…

「青春」という名の覚醒剤

「武士道セブンティーン」(106/144) ただ、 高校生の女の子が、 剣道をしているだけの物語です。 人もも死にません。 悪い人もいません。 未解決な事件もありません。 更に言えば、 色恋沙汰すらありません。 前作からの早苗と香織が登場しつつ、 新キャラ、…

何もない話

「カルトローレ」(105/144) 空想、妄想。 人の想像力は果てしない。 本作品、無限に広がる。 特に結末があるわけではない。 作品に出てくる「船」の謎を巡る物語、、、と思いきや、 あくまでも「船」は船だったりする。 その船から下りてきたタフィは、 膨大…

人の「醜い部分」のことを個性と呼ぶのか

「玉蘭」(104/144) 上海に突然留学した女。 逃げた女。 仕事から、 男から、 家族から、 そして日本から。 その女、有子が父から与えられた大伯父の旅行記。 20世紀初頭、彼、質も上海、広東、中国に逃げた。 そこで年上の「性悪」女、浪子に捕まる。 いや、…

なぜ、今、これを読むのか

「深夜特急 香港・マカオ」(103/144) それは、敬愛する先パイに薦められたから。 すいません、つまらない理由で。 でも、そういうキカッケが大事だったりするんです、人生って。 何気ない「動機」が、 とてつもない「行動」を生み出し、 破壊的(にGood or B…

最後の恋

「きみはポラリス」(102/144) 初・三浦しをんです。 恋愛小説、あまり読みませんが、 読まず嫌いはイケマセン。 で、読んでみて、 改めて、恋愛という物語の強さ、実感。 好きとか、嫌いとかだけなのに、 それだけなのに、 やっぱり、それが一番盛り上がるん…

日本には、ガンダムがあるじゃないか

「虹の彼方に・上」(100/144) 「虹の彼方に・下」(101/144) 日本には ガンダムが「ある」ということに 改めて、重ねて感謝 この作品の良さを どう伝えるべきなのか 非常に悩みます ガンダムだからこそ 人と人が戦い、殺しあう戦争というものを ここまで深く…

東京の田舎モンですから

「プリンセス・トヨトミ」(99/144) 京都、奈良もいいけど、 今度、一度、 ちゃんと大阪に行ってみたくなりました。 いつも通り、作品内容の前知識をなるべく排除して読み始めましたが、 まさか、こういう展開になるとは。 まさか、大阪の存在自体を「ホラ」…