趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

街がそこにある小説

「アキハバラ@DEEP」(14/122) 石田衣良の小説は、 物語的には賛否両論あると思います。 でも、街の描き方は、秀逸だと思います。 このタッチで浮かび上がる街の風景。 登場人物以上に鮮烈に感じます。 「4TEEN」の月島界隈、好きです。 特に詳しいエリア…

もう、カッ飛んでます。容量オーヴァーです。

「レキオス」(13/122) いやあ、大変でした、読むの。 一体全体、何の話なのか? 最初の方、わからないんだもん。。。 が、しかし、いつの間にやら物語が結実していく。 池上永一、どんな思考回路してるんでしょうか? もう、シンジラレナーイ。 もの凄く力…

「本当」の事って、あるんでしょうか?

「真相」(12/122) 横山秀夫という作家は、 非情な文章を書きますね。 でも、それは、優しい視点を持っているからこそ、 書けるに違いない。 人の不安、恐怖心、弱さを知っているから、 書けるに違いない。 短編集です。 犯罪における、被害者、加害者、その…

読了後、もう一度、確実に楽しめる喜び。

「被告A」(11/122) 折原一といえば、まあ「叙述トリック」なわけで、 もちろん、読みながら、 今回はどういう「仕掛け」があるのかと、 疑いながら読み進めていくわけで。。。 時間トリック? 同一人物トリック? 場所トリック? 異性トリック? 夢トリック…

ハードボイルド in ニッポン

「氷の森」(10/122) 1989年のニッポン。 暗闇の中でうごめく人たち。 活き活きとしてるけど、その活力の源にあるのは? 悪?金?権力?愛?本能? システム?社会?運命? 人は不思議な生き物なんですね。 どーして、こんな事しちゃう訳? 何が?why? ま、…

パズルを読む。文字を解く。

「ロシア紅茶の謎」(9/122) 有栖川有栖の、卒ない短編集。 ナイス。 久しぶりに犯人当てに燃えてしまいました。 うーむ、1勝5敗。 自分は、敢えて犯人当てを避けて、読む習性があるんですが、 本作は、 当てなければならない心境に、さりげなく誘い込む。…

初めての村山由佳

「星々の舟」(8/122) 村山由佳作品、 今更ですが、初めて読みました。 安心して読めますねえ。 うん、僕なんかが言うまでもないのですが、流石なり。 恋愛小説? いや、男女小説では。 恋愛という簡単な言葉では片付けられない、 男という人間と、女という…

妄想=読書なり

「純粋理性批判殺人事件・下」(7/122) いやあ、楽しい。 この殺人の結末も意外でしたが、 何より、タイムスリップできた、このファンタジー! これこそ、読書の楽しみです。 予想外に哀しくも、未来のあるエンディング。 やりますね、匿名作家マイケル・グ…

脳みそ、キリキリしながら読んでます

「純粋理性批判殺人事件・上」(6/122) 時は1800年、ちょっと過ぎた頃。 場所はプロシア、ってドイツか。 光が違、色が違う。 匂いも違うし、音も違うでしょう。 フランス革命終わってナポレオンが攻めてくるかも、、、 なーんて設定、訳わからないでしょう…

おおっ、いけっ、ええっ、なんで・・・

「ミッドナイトイーグル」(5/122) 不覚にも、涙。 国内軍事謀略もの。 横田基地。自衛隊。北。ペンタゴン。核。 フォトジャーナリスト、ジャーナリスト、内閣総理大臣。 ステルス。AK。手榴弾。 もう、満載。でも、決して詰め込み過ぎではない。 絶妙なり。…