2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「ウォリス家の殺人」(37/122) 創元推理文庫、ってだけで期待感、高まりますよね〜 でも、何読んでよいか、知識の浅い私には、 なかなか見極めることが出来なくて、、、 で、このミス2009の10位。 D.M.ディヴァイン、「悪魔はすぐそこに」の作者です。 いや…
「リカ」(36/122) 五十嵐貴久の、 デビュー作なんですね。 この文庫化でエピローグを追加しているものの、 このデビューにして、 五十嵐あり、ってこと、確認しました。 インターネットの出会い系サイトで、 ちょっと羽目を外してしまった凡庸なサラリーマ…
「オイディプス症候群・下」(35/122) いや〜、読みきった。 物凄く負荷かかったけど、その分、充実感も大きい。 こういうタイプの作品、初めて出会えた衝撃と感動。 これまで2,000冊くらいは本読んでるけど、 まだまだ甘いですね。 本格的、超本格的ミステ…
「オイディプス症候群・上」(34/122) 久しぶりに、 読み進める速度が、遅い。 とても遅い。 頁に繰り広げられる文字に、心も体も絡み取られてしまう。 ミステリーなんだけど、 その根幹を覆い尽くす哲学的思考のバトルや、 神話の世界を懇切丁寧に解説して…
「悪党たちは千里を走る」(33/122) 悪党のコミカル・ミステリ。 誘拐という、誰もが憧れる(?)シチュエーションで、 小悪人が右往左往する、 実にコンパクトでキャッチーは作品。 貫井って、こんなタイプも書けるんだ、、、と感心。 ねえ、「慟哭」の人っ…
「天使の爪・上」(31/122) 「天使の爪・下」(32/122) 今更ながら、 読んだのですが、 やっぱり大沢在昌、面白い。 解説の十河進の言う通り、圧倒的な「ドライブ感」。 追い立てられるかのように、 頁を捲らざるを得ない。。。 本作品、「天使の牙」の続き…
「さよなら妖精」(30/122) 爽やかで残酷で輝いた青春時代を、 米澤穂信は、 良質なミステリーの池に、 さりげなくリリースしてくれる。 そこで解き放たれた青春は、 内戦のユーゴスラビアにたどり着く。 地方都市で生活する男子高校生が、 一風変わったホー…
「ビート 警視庁強行犯係・樋口顕」(29/122) 今野敏の警察小説に出てくる警察官の人達は、 実に脆い。 人間としての弱さと、 秩序を維持する警察官としての強さの間で、 揺れている。 その脆さを補強するのが、 国家を守るというプライドであったり、 守る…
「日暮らし・下」(28/122) 2009年は宮部みゆきでスタートです。 人を殺める訳について考えたことがありますか。 当然、認められる訳はありません。 ただ、人の心、情けとして、 その訳を受け入れてあげる必要はあるのではないでしょうか。 が、しかし、 本…
明けましておめでとうございます。 2008年の「自分」の結果発表です。 ■書籍=135冊読了<一番> 「ハリー・ポッターと死の秘宝」J・K・ローリング<次点> 「隠蔽捜査」今野敏 「孤宿の人」宮部みゆき 「しゃぼん玉」乃南アサ 「ハリー・ポッターと死の秘宝…