趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

混ざった感じ

「背の眼・上」(105/122) 「背の眼・下」(106/122) 道尾秀介の長編デビュー作。 ミステリなのか?ホラーなのか? 結末はどっちなのか? 理性か?感情か? そ〜んな不安定な気持ちで前半読んでいたのがバ〜ッカみたい。 最後のこの締めくくり方、さすがです…

辻村深月の1,100頁

「冷たい校舎の時は止まる・上」(103/122) 「冷たい校舎の時は止まる・下」(104/122) 八人の高校生のドラマで、 ここまで、 読者を惹きつけるとは。 なんでしょう、この文章の力は。 何がここまで。 目線が違うのかなあ。 読んでいて、たまに心がヒリヒリ…

また、新しい、作家を、知ってしまいました

「金のゆりかご」(102/122) その人の名は、 北川歩実。 この、 なんと言えば良いのだろうか。 クレバーな感じ? 理性で迫ってくるんだけど、 どこかしら温かい雰囲気? 新しいミステリな感じがするんですけど。 本作品の主題は「幼児天才教育」です。 0〜3…

あと三年の物語

「終末のフール」(101/122) あと三年で人類が滅亡する、、、 という、さりげなく、非常にわかりやすい設定。 そこで繰り広げられる、 ただのホームドラマです。 そう、普通の物語。人間の物語であり、家族の物語であり。 よくある質問。 明日、地球が滅びる…

そもそも、新しい事なんか存在するのか?

「ジウ3 新世界秩序」(100/122) ジウシリーズ最終章。 美咲と基子、二人の女性の歩む道が、 また重なる。 その時、何が起こったのか? 二人の「恋」が、日本を滅ぼすのか?救うのか? 正直、結末だけに執着してしまえば、 非常に予定調和的なものです。 だ…

ずるい、うまい、ヤバい。

「名探偵の呪縛」(99/122) 東野圭吾の「自虐」シリーズ。 この「名探偵」は、本当に一筋縄ではいきません。 紙面上で展開される名探偵の謎解きを、 楽しんでしまって、良いのだろうか? この「楽しみ」を否定することを東野は求めているのではないだろうか…

これほど続編を期待してしまう作品はあまりないだろう

「刑事の墓場」(98/122) あの「脳男」の首藤瓜於が「墓場」を書くんだから、 ちょっとヤバくない、、、と思って読みはじめましたが、 良い意味、裏切られました。 実にオーソドックスな刑事小説です。 味のある、癖のあるオトコたちが集う、 非常にストレー…

辻村深月

「ぼくのメジャースプーン」(97/122) 辻村、初読です。 ああ、 なんで今まで読んでなかったんだろ〜 小学生の男の子が、 悪と真剣に戦う物語。 この真剣さ、只者ではない。 そして、 この気持ちを文字化することが出来る辻村深月は、 当然、只者ではない、…

謎が謎が謎が謎が

「ルパンの消息」(96/122) なんと、横山秀夫のデビュー作なんですね。 読み終わってから知りました。 時効成立の日の刑事たちの戦い。 15年前の高校生活に秘められた謎の数々。 女性教師の自殺は殺人? そんな「謎」のタレコミから始まる24時間の攻防戦。 …