趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

香納諒一

濃密だけど鮮やかに展開していく

「心に雹の降りしきる」(33/144) 実に濃い警察小説 七年前の誘拐から幕を開いたとおもったら 次々に「死体」が出てくる 各関係者が巻き込まれている事件は何なのか? メインの筋がなかなか出てこない そんな中 知事が逮捕される また何がこの事件の核心なの…

三冠王の余裕

「デイブレイク」(152/144) 解説の西上心太が書いてます 小説の三拍子 ・文章力 ・キャラクター創造力 ・プロット構成力 確かに 香納は三冠王だ 安定している 本作は1999年作品 西上も言及しているように本作品は その中でも「キャラクター創造力」がリード…

サイコパス

「贄の夜会・上」(7/144) 「贄の夜会・下」(8/144) 読み応え十分。 しっかり読ませる長編作品。 うん、読んだ、って感じ。 刑事とプロフェッショナルな暗殺者。 この二人が、 様々な「利害関係」の対立を内包しながら、 サイコキラー、連続殺人犯を追い詰め…