2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「ラスト・コヨーテ上」(69/108) 「ラスト・コヨーテ下」(70/108) 約1ヶ月ぶりのボッシュ刑事。 今回は更に重い。 立ち向かう事件は、自分の母親殺し。。。ハードボイルドとして読めば、 ボッシュの孤独な疾走感は 切なく、苦く、切れ味鋭く、大満足。ミ…
「イン・ザ・プール」(68/108) 奥田英朗の「最悪」、好きでした。 本当に最悪で最悪で、 もう最高!な作品でした。 で、これ。 これも、まー、最悪な人たちが これまた最悪なドクターのもとに集う訳ですが、ハッピーですねえ。 一応、精神科医のお話です。 …
「シェエラザード・下」(67/108) 沈む・・・ 凛々しく沈む意味無い国策、って振り返れば誰でも分かるんだけど、 その時、その場にいると、 分からないんですよ。だから戦争とか、 やっちゃうんですよ。 もう、本当に人間って馬鹿。 馬鹿は馬鹿なりに考えてい…
「シェエラザード・上」(66/108) 昭和歴史ミステリー、か。 第二次世界大戦中の豪華客船。 もう設定がたまりません。 現在の政界・財界・裏社会との絡みも ありきたりの設定ではありますが、 さあ、後半、浅田次郎の本領発揮かと。楽しみでございます。 現在…
本以外について久しぶりに。 宝塚歌劇団 ベルサイユのばら オスカル編 見てきました。 場所は宝塚劇場。 いやー、面白かった。最高の「ファンタジー」じゃない、これ!雪組。 オスカルは朝海ひかる。 アンドレは貴城けい(まじでKAT-TUN亀梨君そっくり)。 …
「鳴風荘事件」(65/108) 本格的謎解きモノ。 綾辻行人の「本格」ミステリーです。 僕は、犯人探しをしながら読書する度合いが薄いので、 今回も、特に推理する事なく、 軽やかな文字の流れに翻弄されながら読んでました。 で、謎解きの結果は、そんなにドラ…
「サイレント・ゲーム/下」(64/108) リチャード・ノース・パタースン、 冷徹な法廷ゲームと深遠なる人間の業を、 よくも、まあ、巧みに綴ってくれますねえ。 読み応え十分。 読書してて良かった、と心底思える作品でした。 本好きな人には、かなりオススメで…
「サイレント・ゲーム/上」(63/108) 変化球のリーガル・サスペンス。 ハイスクール時代の余韻は甘美であり。 同時に幽愁でもあり。 前半のこの盛り上がり方、凄まじいものがあります。 この後、この分量のストーリーが、 展開していくと思うだけで、ゾクゾク…
「雪虫」(62/108) 新潟県警モノですか。 地味ぃな殺人事件が、 人の暗部を、ちょっとづつ、ちょっとづつえぐり出す。 主人公、刑事・鳴沢了の不器用さが、 ジャパニーズポリスストーリーの王道であり、 ヒロイン、喜美恵の強くはかない美しさが、 日本のミス…
「侵入社員・下」(61/108) おお、、、 ただのビジネスファンタジー小説じゃありませんでした。 人間の暗部をぐぐっ、って事ですかねえ。 最終章での落ち方が激しい。 うん、激しすぎ。 そこは、まさにアメリカン。 ま、都合の良い話なんて、無いってことです…
「侵入社員・上」(60/108) これはなんだ! ビジネスファンタジー小説? ジョゼフ・フィンダーね。「ゼロ・アワー」の著者ですか。 ほほう、ただの「お伽話」じゃあ、ないっすね。 IT系企業で繰り広げられる スーパービジネスマン活劇。 この小説のラストはち…