趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

意外な苦悩

「切り裂きジャックの告白」(99/144) あの切り裂きジャックが東京に 臓器が抉り出された死体 悪夢の連続殺人事件 実にオーソドックな警察ものミステリ 異常な事件 異常な犯人像 そこにミスリードされないように 強烈な自制心をもって操作に挑む刑事・犬養 異…

人が人を裁くのは無理ってことか

「無罪・上」(97/144) 「無罪・下」(98/144) あの「推定無罪」から20年 また訴えられる男 裁判という戦い 言葉の攻防戦 法律と言う名のルールを知り尽くした人たちの 真剣なバトル 超一流のリーガルサスペンスです この手の作品に慣れていない人は 最初は少…

アラフィフ、チョンガーには過酷な読書でした

「しょうがの味は熱い」(96/144) なんだよ このダメ女とダメ男 って言いたいんだけど 僕に、言う資格は、皆無である… そんな現実を突き付けてくれた 綿矢りさは 女神であり 悪魔、いや魔王である やはり この作品は 綿矢りさと同年代(1984年生まれ)の人が…

もう一度、人生をやり直せるならば……

「あと少し、もう少し」(95/144) ※もう一つの趣味は「ランニング」ですから なので 読まなくてはいけない物語りなのですが… いや、涙腺、ウルル、きました もちろん 日頃、走っていない人でも 必ずや、ウルウル、だと思います 登場するランナー6人の中の 誰…

ホントの敵は?続きは、続きで…

「ストレイヤーズ・クロニクル Act.2」(94/144) 我慢できずに読んでしまいました 序章が終わり おぼろげながらに物語の骨子が見えてきた真ん中 敵(と思われる)アゲハのメンバーの実態が明らかに とある国際会議が舞台 各種団体の思惑が交錯しながら 殺し、…

騙されたい、のか

「王国」(93/144) あの「掏摸」の あの「掏摸」のもう一つの物語なんですね こっちは妹の話です 巨悪の話なんだけど ここまで巨大だと 果たして悪なのかどうなのか不明になってくる それくらい、得体のしれない悪に いいように使われている女、ユリカ ターゲ…

たまに挿し込まれる一見無意味な軽妙な描写が重く響く

「北斗 ある殺人者の回心」(92/144) 児童虐待 孤独 里親 癌 医療詐欺 殺人 死刑判決 重い、重い、石田衣良 読むのをやめたくなること度々 でも、止まらない、止められない そして、最後のページを読み終えても 物語は終わらない これを「後味が悪い」という…

お恥ずかしい限りでして……

「白河夜船」(91/144) ここ最近の読書の流れから 大きく外れた 異なった読書をしたいという欲求にかられ 手にしたのは、ばななでした で、先に白状します 白河夜船 意味を知らないまま、読んでしまいました…… お恥ずかしい限りです 作品の内容の理解には影響…

惜しげもなく、殺すよね

「追風に帆を上げよ・上」(89/144) 「追風に帆を上げよ・下」(90/144) クリフトン年代記も遂に第四部へ 時のみぞ知る 死もまた我等なり 裁きの鐘は ときての、全部で七部らしいので真ん中ですね この先、まだまだ「敵」が登場するなんて…… クリフトン家は呪…

連休、一気読み、オススメ

「百年法・上」(87/144) 「百年法・下」(88/144) 素晴らしい 設定からラストまで 期待をほどよく裏切りつつ やっぱ、こうだよね というツボにピンポイントで刺してくれた ちょっと大袈裟かもしれないけれど 少し熱すぎるかもしれないけれど この作品が送り出…

本多孝好の名前に引き寄せられて……

「ストレイヤーズ・クロニクル Act.1」(86/144) あの本多孝好ってことで 読んでみました 映画化原作を 映画化が決まってから それも公開の直前に 読むことはほとんどないんですけど あの、本多っていうことで 手に取ってみました で、完全に連続モノなんです…