趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

働く人には休日が必要なのさ

「巡査の休日」(123/144) 北海道警察シリーズ第四段。 いきなり強姦殺人犯が病院から脱走。 そして、時が経ち、 舞台の中心は「よさこい」で盛り上がる札幌へ。 小島、佐伯、津久井。 それぞれの「仕事」をこなしている中、 それぞれの事件が結実していく。 …

締まりのある会話なんて。。。

「イナイ×イナイ」(122/144) Xシリーズはここからです。 つい2作目から読んでしまったのですが、 まあ良しとしましょうか。 きた、密室。 やはり森博嗣は密室です。 それも「地下牢」です。鉄板! それに挑むのは森作品史上、最も普通の主人公達、小川と真鍋…

ありけないけど、どこかリアル、なぜか日常

「プラ・バロック」(121/144) 女性刑事もの。 よくあるパターン・・・かと思いきや、 ちょっと不思議。 主人公クロハ、暗い。 帰宅して「セカンドライフ(懐かしい!)」みたいな3Dコミュニティに逃げ込む。 その世界の中のバーで語らう。。。 って、おかし…

正論

「図書館内乱」(120/144) シリーズ第二弾。 図書館の自由を守るべく 隊員は戦う。 今回はフィジカルなバトルではなく、 メンタルな、サイコなバトル。 自由、検閲をめぐり、 各々の思考は回転する。 その回転する「軸」は何か? その軸はブレていないか。 そ…

これが、短編推理小説だぜ

「火村英生に捧げる犯罪」(119/144) 有栖川の本格短編。 全てがストレートに本格。 どれも素晴らしい出来です。 惚れ惚れしちゃう。 長編とは違った楽しみ方をしたいですね。 そもそも、長編と短編は「目的」が違うと思うので。 同列に並べたら、 それは書き…

またしても、米澤クオリティ

「儚い羊たちの祝宴」(119/144) え、ゴシックホラーですか!? あらら、高校生じゃないんですか!? 米澤なのに。 でも、この5つの短編は素敵です。 昭和?大正?明治? そんな昔が薫る作品たち。 良家の子女を巡る物語は、 基本的に残酷ですが、 それ故に…

ナイス、涼子!

「推理小説」(118/144) 秦建日子、これ読むの難しいですよね〜 さて、今更ですが、読みました。 当然、秦、初読。 テレビドラマ「アンフェア」の原作本です。 篠原涼子さんの当たりドラマ。 ドラマは見たことないですが、ナイス・キャスティング!だと思いま…

なぜ、合衆国の、田舎町には、ドラマが、あるのだろうか?

「愛おしい骨」(117/144) 良くあるパターンのミステリ。 でも、超面白いから安心してください。 特上の人間ドラマがありますから。 それにしても、 本当に北米ミステリはこのパターンが多い。 なぜだ・・・ やはり歴史がないから? 歴史がない土地に、歴史を…

本当に面白くて且つ心が抉られる

「太陽の坐る場所」(116/144) 辻村深月は本当に面白い。 あるクラス会が発端の話し。 普通の高校生が、 卒業して開いているクラス会から展開される話し。 それだけなのに、 なんで、こんなに、面白いのか。 不思議だ。 誰が来る?誰が来ない? どうして? た…

本を読む自由

「図書館戦争」(115/144) 本が好きな人は、 必ずや、必ずや、 好きになる作品だと思います。 有川浩、ありがとう。 読書の自由を守るため、 武装する図書館。 この突拍子もない設定が、 なんか、凄いリアルに感じる最近。 検閲行為は全てが悪ではないと思い…

やっぱり、好きだ

「流星の絆」(114/144) 東野圭吾! うまいよ。 この「白夜行」テイストの作品、 書かせたら、間違いなく天下一品だね。 相当汚れてるんだけど真の根はピュア、な世界観をここまで上手に書かれたら、 もう、読者は、イチコロでしょ。 後半300ページ、一気読み…

ゴッドファーザーから学ぶ

「フランキー・マシーンの冬・上」(112/144) 「フランキー・マシーンの冬・下」(113/144) いかしたマフィア・ストーリー。 引退した殺し屋のもとに、 過去の負の遺産が。 フランクは今は、 海辺で「餌屋」としつつ、 リネン業者を営む元マフィア。 元とはい…