趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

一言、多い男

「ワイルドファイア・上」(102/122) ネルソン・デミルと翻訳・白石朗。 この二人のテクニックを堪能する。 主人公、ジョン・コーリーの会話。 無駄な、否、相手をムカつかせるためには極めて有効な一言。 次々と繰り出される、言葉の浪費の裏に、 描かれる…

復讐、しますか?

「さまよう刃」(101/122) レイプ殺人された娘の「復讐」をする父の物語。 殺したのは、未成年の最低な男二人。 人間のくず。 そのくずに引きずられる、弱くてダメな男。 こんな奴ら、死刑、当然。 でも、未成年だから、少年法だから、入っても3年??? 世…

止まらない

「聞いてないとは言わせない」(100/122) 無駄なく、ハイスピードで進むストーリーに、 読者はグイグイとひきつけられていく。とはいっても、 ジェットコースターみたいに、 犯罪場面が次々と繰り出されるわけではない。 死体が積み上げられていくだけの、 B…

いやあ、宮部みゆき、ですよ、完璧

「孤宿の人・上」(98/122) 「孤宿の人・下」(99/122) 読みながら、 涙が自然にあふれてくる。 太平洋上の飛行機内で、一人、泣いてました。 宮部の江戸もの。 本作品は四国の丸亀を想起させる小さな町が舞台です。 主人公「ほう」の心の健やかさに、 完璧…

久しぶりの非読書ネタ/義理の弟との休日

一足早い 夏休みを 妹&旦那wth姪&甥と過ごしました。 なかなか昨年と同様、 エキサイティングでした。 全部で4タイプ、打ちましたが、 やっぱり、マグナム375が一番効きます。 まず、的に当たりませんから。。。 さてと、明日の朝、現実世界へ旅立ちます。…

中(華人民共和)国という国を通して

「大地の子・3」(96/122) 「大地の子・4」(97/122) とても暗くて辛くて痛々しくて、、、 微妙な読後感の作品でした。 でも、この微妙な感じを日本人に味わってもらいたいから、 山崎豊子は全身全霊を傾けて、 本作品を書き上げたのでしょう。 特に、この…

不幸な過去から目を背けてはいけない

「大地の子・1」(94/122) 「大地の子・2」(95/122) 中国と日本の不幸な過去。 第二次世界大戦から続く、消し去ることの出来ない事件。 中国の、多分、不幸な時代。 文化大革命という、日本に暮らしている人には、決して理解することが出来ない事件。 今…

著者から手渡しで、それも

「99%は営業で決まる!?自分を売り込んでツキを呼ぶ方法」(93/122) プライベートで、生まれて、はじめて頂きました。で、ビジネス系書籍ですね。 この系統の本読むのは、人生で2、3冊目です。 フィクション指向なんで、 ノンフィクション、実用系は殆ど読…

うまいねえ〜、うまい。マジでうまい。

「プリズン・ストーリーズ」(92/122) もう、本当に、うまい。 上手。12の短編。 うち9作品は獄中のエピソード。 塀の中にいたジェフリー・アーチャー。 ただじゃ、すまない、すまされない。 愛すべき、イカした犯罪者のみなさんの、 素敵な物語が、コンパク…