趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

嵐の前の、って奴ですね

「大統領特赦・上」(62/122) ジョン・グリシャム、久しぶりっす。 帰ってきました、というものの。 やっぱ新潮文庫じゃなきゃ…ねぇ?ん?! 閑話休題、 上巻で描かれる逃亡生活の「穏やかさ」が、 下巻での「激しさ」を否が応でも期待させる。 いい奴と悪い…

初体験

「キッチン」(61/122) 今更ながら、恥ずかしながら、 初めて読みました、吉本ばなな(現よしもとばなな)。 へえー、こういう文章を書く人なんだぁ。 本作品はデビュー作だから、 今は変化しているかもしれないけれど、 言葉足らずでもなく、過剰でもなく、…

ケータイよ、この世から消えてしまえ!

「アクセス」(60/122) ホラーサスペンス大賞受賞作ということだったので、 ちょっとエグい内容かと構えていましたが、 実にスマートで、ほどよいホラー感が秀逸。 やっぱ新潮文庫って感じ(笑)。 妖しきインターネットサイトに入会して、 他人に紹介した時…

これでも殺人事件系ミステリーなんだ

「六人の超音波科学者」(59/122) いやー、よく出来てる。 ほんと、感心します。 Vシリーズも7作目。 今回は紅子姉さんの怒るシーンが素敵です。 で、密室風で、猟奇殺人風で、連続殺人風で。 これといって、特筆すべき点がない。 べつに本作品を貶している…

う、う、上手すぎる・・・

「影踏み」(58/122) 横山秀夫の『技』堪能。 もう、すばらしいです。 泥棒の立場で描かれた作品。 裏返しのスペクタクルです。 物凄く地味なんだけれども、流れは急です。 この流れに身を任す、これこそ読書の醍醐味。 中でも「使徒」が一番好きかな。 素敵…

どこに行く?その不安が驚嘆に変幻する

「死の開幕」(57/122) 読み始めの100ページでは、 いったいディーヴァーは何を書こうとしているのか、 悩み、不安になる。 ディーヴァーだから、絶対大丈夫なんだけど、 河童の川流れ、の可能性もあるわけだし… で、本作品では、 爆弾、ポルノ映画、ドキュ…

現実の悲しさ、冷たさ

「送り火」(56/122) 「家庭」の話が九個。 とある架空の私鉄沿線を軸に描かれる。 (ちなみに京王線かと…) 基本的に、あまり幸せな話はありません。 文庫の裏表紙には「せつない日常を描いた」とありますが、 せつないより、もう少し、悲しく冷たいかもし…

死んではいけない

「烈火の月」(55/122) 野沢尚、死んではいけない人でしたね。 この作品はほぼ最後の作品なんですね。 なぜ、自死。。。 深作欣二監督との出会いで生まれたこの作品。 強烈な悪徳警官、登場!と思いきや、 滅茶苦茶いい奴、我妻。 彼を取り巻く、個性豊かな…

もしかして、最強の「森博嗣」かも

「恋恋蓮歩の演習」(54/122) えっ・・・・・・・ 最後の5頁。 Vシリーズの第六作目。 この作品を読むために、前五作品を読んでいたといっても過言ではない。 S&Mシリーズ、四季シリーズもありましたが、 この「シンプル」なトリックは最強かも。 森博嗣を…

「おれ」が似合う小説

「荒ぶる血」(53/122) 「おれ」は用心棒の殺し屋。 クールでクレバーで、切れ味鋭い男。 そんな彼の出生の経緯から始まる犯罪小説。 作者のジェイムス・カルロス・ブレイクも素晴らしいが、 翻訳書の加賀山卓朗さんも凄いと思う。 この主人公は「おれ」なん…

思い出の回転木馬、ありますか?

「メリーゴーランド」(52/122) また来ました、荻原浩のビジネスファンタジー。 性格に言えば「お役所仕事」ファンタジーかな。 どうしようもない田舎の赤字テーマパークの再建を任された!? さあ、どうするっ。 で、荻原テイストなんで、リアルにはいかな…

こんな状況下(前日、前々日の日記)に適した作品

「ゴッホは欺く 上」(50/122) 「ゴッホは欺く 下」(51/122) アーチャーにしては、 繊細な作りじゃありませんか? アーチャー好きの人の意見を聞きたいです。 登場人物の「良い組」の人たちの人間性というかキャラクターというか、 そういうジェットコース…

読書中断、こんな事してます part2

一緒にいるのは義理の弟クンです

読書中断して、こんな事してます

詳細は後日…