趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

全ての、この結末の先に

「本ボシ」(4/144) 幼女をターゲットとした殺人事件 本当に嫌な 最悪で最低な事件… そんな厳しい事件をテーマとして展開される 発表時は『図地反転』というタイトル まさにその通り 何が基本なのか? そして その基本は正しいのか? もし その基本が誤ってい…

たった一夜にこれだけの…

「デパートへ行こう!」(3/144) タイトルにだまされてはいけません でも、 読み終わった時の このタイトルの持つ意味に 必ずや、ホロリ…するはずです 主役が7人!? それも たった一夜に 更に、場所も日本橋のデパート限定! そんな無茶な話を 実にスマート…

小学生の輝き、という視点でも

「再会」(2/144) 横関、初読 江戸川乱歩賞作品 王道ミステリ 安定感のある展開 小学生のころの「仲良し」4人組 23年たって 時計の針は動きだす タイムカプセルに入れられた「ピストル」 4人だけの秘密 この秘密を破ったのは誰? 息子が万引きを… 息子の「未…

久しぶりの、非読書ネタです

「おおかみこどもの雨と雪」 http://www.ookamikodomo.jp/index.html 実に2009年8月以来の読書以外のネタでございます やっと見ました 都内でやっている映画館、僅か 仕事、適当に、抜けて 決め打ちです やっと見ました で、映画館で見て、良かった この内容…

限界を楽しむ

「獣の樹」(1/144) さて、年間100冊読書クラブ 今期一冊目は、最大級の作品を持ってきました ここから始めれば 怖いもの無しっす! 舞城、正直、僕の限界、越えてます 帯にもある「凄まじい文圧!」とはよく言った! この圧力を跳ね返して読み続けるだけで …

歴史のif

「鷲たちの盟約・上」(165/144) 「鷲たちの盟約・下」(166/144) もし、もし、もし、 第二次世界大戦で アメリカ合衆国とヒトラーのドイツが手を組んでいたら!? スケールのデカい「if」 舞台は1943年 合衆国は大変な状況になっていた 自由が封じられた専制…

犯罪の「成功」を願っては、いけないんですか?

「誘拐」(164/144) 当然、フィクション前提で読んでるので 実現は無理なのは分かりきっているのに ふとした瞬間に なんで、この犯罪、誰もやらないんだろうか と思ってしまう ま、物語だから 都合の良い条件はたくさんあります ・総理大臣の孫 ・日韓の歴史…

泣ける、本格……

「透明人間の納屋」(163/144) 泣けた、ね あの手紙は、ヤバいよ…… トリックの前提、少しは分かっていたけど ここまでくると もう、トリックとか、犯人とかは二の次 ただただ、物語に没入するだけ 舞台は昭和52年 ある田舎町で女性が「消えた」事件が起こった…

ロジカルで、頭が、痛むぜ、最高

「六つの手掛り」(162/144) 本格短編6連発 本当に本格 ロジカルに、ただロジカルに犯人にたどり着く そう、動機なんていいのさ 人を殺すには動機なんて二の次でいいのさ ロジカルに、容疑者の中から犯人を拾い上げれば良いのさ その醍醐味 さすが本格、楽し…

もの書きの一生とは?

「天使のゲーム・上」(160/144) 「天使のゲーム・下」(161/144) 本が好きな人 スペインが好きな人 物語が好きな人にはたまらない あの「風の影」のシリーズです 個人的には、あれから5年も経ってました つい、最近、読んだ気がしてたのに ちょっと驚き 時系…

圧倒的なイマジネーションと劇的なクリエイティブ

「廃墟建築士」(159/144) 三崎亜記の思考は この現世から12メートルほどズレている 書いていること 完全なる狂気とも捉えられるが…そうじゃない 全く見えないわけじゃない 完全なる裏側のわけじゃない 逆行もしていない リアルに寄り添いつつ狂ってるから始…

電気のこと、真剣に考えたことありますか?

「ブラックアウト・上」(157/144) 「ブラックアウト・下」(158/144) テロ 電気テロ EU、全域、ほぼ停電 北米もほぼ停電 それが、ブラックアウト 日本の311以降に書かれた ドイツの作家の作品 様々なテーマを含んでいます 社会構造問題や 政治的なテーマ 文明…

意味が無くても、いいんです

「中二病でも恋がしたい」(156/144) 中二病、知ってますか??? 仕事のための読書でも 発見、あります 文章は、文字は、言葉は、何かを教えてくれますから 京都アニメーションがしかけるラノベ 今週からアニメ作品がスタートするラノベです 中二の時「中二…

不思議な

「宇宙エンジン」(155/144) 初、中島京子 まだまだ読んでいない直木賞作家(作品じゃなくて)って たくさんいるんですよね〜 で、不思議な気持ちになりました 心地よいです 最初は、不思議テイスト満載の 父親捜しミステリかな、とか思っていたんですが ちょ…