趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

このミスリード、心地よし

「雪冤」(36/144)  

 

 

実は

非常~によくある結末なんだけど、これが

この経過を経て

まさか、こんな当たり前の「事実」だったなんて

 

これだからミステリは面白い

同じ事象でも主体を変えれば物語は一変するし

本作品のように

言われれば、その通りの「事実」なのに

作者、大門が

その事実に読者が気が付かないように、気が付かないように

でも、その証はそっとそっと残しつつ

慎重に慎重に、物語を進めるテクニック

最高です

 

息子の死刑判決の「冤罪」を晴らすため

生涯を捧げる、元弁護士の父

そんな父のもとに

真犯人を名乗る人物から

5000万円をもらえるならば自供するとの連絡が…

 

犯人の家族だけではなく

被害者の家族も巻き込まれて

事件は二転三転

 

併行して読者も混乱していく

あれ、犯人じゃなかったの…え、じゃ、誰

どんでん返しとはちょっと違う

不思議なうねりの中、たどり着いた先は?

 

ミステリを読み込んでいる人でも

この

スリード、やられました、と思うのでは

 

秀作!間違いない

 

 

 

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

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