趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

冲方丁

妄想が真実と融合する瞬間

「はなとゆめ」(143/144) 壮大な妄想に飲み込まれました そこに 清少納言はいるのでした 見たこともない 会ったことも話したこともない人のことを あたかも 自分がその人であるかのように書く… 嘘です ただに嘘、空想、思い込みです が、しかし 途中から、そ…

このタイミングでの読了…

「光圀伝・上」(139/144) 「光圀伝・下」(140/144) いやや ビックリしましたよ 上下で文庫1,000頁超えの超大作を まさに読んでいる途中でのアノ事件発覚 真相はいかに さてさて あの「水戸黄門」の物語です ドラマの設定は全くのインチキということは知って…

サラッとした熱さを抱いて、思いは江戸に

「天地明察・上」(96/144) 「天地明察・下」(97/144) やっと文庫だ 嬉しいな 速効読みでした 江戸時代前半戦、17世紀 算術のめぐる物語は 世の中を支配する「暦」というシステムに昇華する 主人公、渋川春海のドラマは 渋谷の金王八幡神社でスタートする 将…

天国って

「マルドゥック・スクランブル 3rd 排気」(66/144) このタイミングで、 この作品に、 この冲方丁という作家に、 出会えた意味を、 明日、目が覚めたら、 再考しようと思います、本当に。 ヒロイン、バロットの覚醒する様に。 更に、敵のボイルドも眠りにつく…

中弛み

「マルドゥック・スクランブル 2nd 燃焼」(65/144) 三部作の真ん中だから、 出来ることがある。 スターウォーズが顕著な例。 帝国の逆襲、実に深い。 本作品もマルドゥックの真ん中。 一作目の興奮を分解して読者に伝えつつ、 三作目のクライマックスに向け…

闘う少女はなぜこれほどまでに美しいのか

「マルドゥック・スクランブル 圧縮」(54/144) 今をときめく冲方丁、初読。 アニメ化もされて、 一体全体ど〜んな話かと思って読み始めたら、 実に、ハードなSFじゃないですか。 まあ、お約束ながら、超美少女が出てくるのですが、 その美少女の内面の構築度…