趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

少女で地獄

「少女地獄」(140/144) 実は、夢野、初読 この時代の日本の「古典」作品は 実に苦手なジャンルなんです 読まず嫌い、かもしれませんね なんで なかなか、この文体についていけず 読了まで 時間がかかりました 1936年作品です 第二次世界大戦への突入前夜 そ…

シリーズものの功罪

「特捜部Q―知りすぎたマルコ―・上」(138/144) 「特捜部Q―知りすぎたマルコ―・下」(139/144) シリーズものの醍醐味の一つは 登場人物のバックグラウンドが徐々に明らかになっていく過程を ゆっくり楽しめることです 逆に そのバックグラウンドに気が向きすぎ…

女の友情、あるんですね

「本屋さんのダイアナ」(137/144) 僕はこの作品を 女の友情作品と勝手に解釈しました ご了承ください で 女の友情が 美しく成立する可能性を確信しました 確率はとてつもなく低いかもしれません でも 可能性はあるんだなと 8歳から22歳かな 読書が好きな二人…

陳腐な表現で申し訳ないですが胸が締め付けられました

「ゼツメツ少年」(134/144) いじめ、不登校、家庭問題 小学生、中学生 うん、切なく苦しい読書でした 物語の構成が少し複雑になっています 小説内の現実と小説内の小説と 小説内の小説の作家に対する熱烈なファンレターと その作家の「思い」が 絡み合って進…

格の違う読書

「約束の海」(133/144) 山崎豊子 未完の最期の長編作品… ずしり、来ました 最近の(ちょっとむかつく)CMで コミックを読んでいる人より 本を読んでいる人の方が偉いの? というメッセージのものがあるじゃないですか 確かに あの表現の中で出てくるビジネス…

少年少女よ、本を読め

「銃とチョコレート」(132/144) 乙一が 少年少女向けミステリを書くと こうなるとは全く予想できませんでした… これ 11歳くらいで読みたかったなぁ とある国 大泥棒と名探偵のバトルが 国民的関心事として日夜話題を呼んでいる ある時、主人公の少年リンツは…

読んだぜっ、海賊。

「村上海賊の娘・一」(128/144) 「村上海賊の娘・二」(129/144) 「村上海賊の娘・三」(130/144) 「村上海賊の娘・四」(131/144) 本屋大賞にしては 難しい作品ですよね、これ 歴史物、時代物に親しんで欲しいという マーケティング的な観点からの選抜だったの…

無性に文字を書きたくなってくる小説

「私のなかの彼女」(127/144) これ 刺さる人、多いと思います 角田、未読の人も 人の才能に興味がある人ならば 読んでください 主人公は正直冴えない女性 バブルの時期に 大学の仲間で なんとなく付き合い始めた男が 大学生のころから 何気にイラストレイタ…

サイコパス

「死神の浮力」(126/144) 伊坂作品としては 珍しく ストレートに悪を叩いているなと 思いました ま、らしくないですよね 何か背景があるのでしょうか 気になります サイコパスな男に 自分の娘を殺された夫婦の復讐劇 なんですが ま、そこに例の死神が絡むん…

翔ぶんだ、少女は

「翔ぶ少女」(125/144) 神戸の震災がテーマ 両親を失った兄弟の物語 主人公は少女 でも彼女、翔ぶんです そう、翔ぶんです 読書感想で いきなりファンタジーになって、ちょっと… という意見もありましたが そういう人は 勝手に「泣ける」小説とか読んでてく…