趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ラストは

「告白」(78/122) 本当なの? それとも嘘なの? やっと読みました。 で、これ、思った以上の問題作。 登場人物の誰に感情を移入すれば良いのか不明。 だって、全員、ちょっと、、、 普通、そういう作品って、駄作なんだけどね。 告白する以下5人。 全員、絶…

え?お!あ、、、

「パレード」(77/122) 映画化されるんですよね。 読みました。 ルームシェア? 男二人、女二人、+男一人。 いや、これ、どういう作品なんでしょうか。 それぞれ、五人の登場人物の独白が、 全く統一されていない方向に放出されているのですが、 読者の中で…

展開が全く読めないスリル、快感。

「死神を葬れ」(76/122) 読み始めた時に、 この結末を予想することなんて不可能。 この物語の展開すら、 全く想像出来ませんから。 医者が主役、ですが、 常識を超えたストーリーが待ち受けてます。 医者とマフィアと殺し屋と純愛を一気に描くという、 暴挙…

巧い。こんなにベタなのに、巧い!!

「武士道シックスティーン」(75/122) 本当に巧い。 解説の金原瑞人も書いているが巧い。 巧すぎる。 内容はいたってシンプル。 ベタに書ける。 剣道に青春をかけた女子高校生二人の物語。 もちろん、その二人の性格は正反対というベタな設定。 青春には夢も…

名作は、時空を越えて

「時をかける少女」(74/122) 作品のパワー。 本当に力があるならば、 時代とか、世代とか、 全く関係無いってことを証明してます。 いまだにシェイクスピアがあるように、 この作品、 23世紀に、まだ日本が、いや、地球があるならば、 残る傑作でしょ。 文…

新興宗教って、何だ?

「夜想」(73/122) あの「慟哭」から17年、ですか。 貫井が、改めて、新興宗教を書く、と聞いたら 読まないわけいかないです。 あの感動を。 読者が受けた圧倒的な衝撃を。 本作品では、どうするんだ? 交通事故で一瞬に妻と娘を失った男の魂が、 ある女性と…

麻薬と、政治と、お金と、命と

「犬の力・上」(71/122) 「犬の力・下」(72/122) なんて、悲しく厳しい作品なんでしょう。 これほどまでに現実社会の残酷さを描いた作品はあったでしょうか。 読後に訪れる虚しさ。 ドン・ウィンズロウは、 麻薬、薬物に侵される世界の危機を、 本当に、本…

やっと、読んだ、西尾、維新

「クビキリサイクル〜青色サヴァンと戯言遣い」(70/122) ついに、読みました。 話題の西尾維新。 ラノベ系ってことで敬遠してたんですが、 もう、そんな事はいってられない。 西尾を語るときは、 どう語るべきなのだろうか? やはりアニメ切り口なのか? い…

あっ、みんな、若いよ!

「ブラックペアン1988・上」(68/122) 「ブラックペアン1988・下」(69/122) 桜宮サーガの原点。 あの田口が大学生ですから。 で、骨太の医療小説。 回を重ねるごとにエンタテインメント性が増してきた、 海堂作品でしたが、 本作品は「昔の話」(=1988年)…

この作品に、今、めぐりあうという運命

「スロウハイツの神様・上」(66/122) 「スロウハイツの神様・下」(67/122) このタイミングで、 本作品を読めるなんて、 凄いと思いました。 これが一ヶ月前ならば、また違う思いだったでしょう。 この先の梅雨の季節に読んだとしても同様。 この、3月から4…