趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

これ程のページを捲りたい誘惑は初めてかもしれない

「空飛ぶタイヤ・上」(14/122) 「空飛ぶタイヤ・下」(15/122) 文句なしに面白い。 読後感、最高。 最高に晴れ晴れ出来る作品です。 久しぶりに完全エンタテインメントでした。 町の小さな運送会社に起こった事故。 それも人を「殺して」しまった。。。 社…

タイトル萌え?燃え!

「数学的にありえない・上」(12/122) 「数学的にありえない・下」(13/122) やっと読めました。 このタイトル、最高にヤバいです。 このミス2007年版でこのタイトルに出会ったときから、 ずっと、ワクワクして待ってました。 いつもの通り、内容に関する情…

北村薫マジック

「玻璃の天」(11/122) なんで昭和八年? なんで超名門ご令嬢? それが北村薫の魔法なんです。 勇み足で「ベッキーさん」シリーズの第二弾から読み始めてしまいました。 でも、全く問題なし。 鮮やかなミステリでありつつ、 実は時代小説でもあり、 というか…

グッジョブ!

「警察庁から来た男」(10/122) 北海道警シリーズ第二弾。 そろそろ公開される映画「笑う警官」の続きです。 腐敗を一掃した、 大きな犠牲を払って一掃した、 そんな道警でしたが、 実は、 まだ、 実に不可解な、実に瑣末な、実に軽微な「腐敗」の芽があった…

青春とは無尽蔵な何か

「四畳半神話大系」(9/122) 京都堪能、 森見登美彦が冴え渡る。 苦い青春が四畳半に渦巻く。 本編、変わった構成になっています。 同時期の話が四回連続してます。 時間は流れず、同じ期間が四回。 主人公が大学入学時に入ったサークル(?部活?組織?)に…

油断してたよ。ヤラれたよ。

「弥勒の掌」(8/122) 我孫子武丸、 甘く見ちゃ、いけないね。 警察、新興宗教が絡み合ったサスペンス。 人が失踪し、 殺されて、 アウトロー警官が登場して、 弱っちい教師とタッグ組んで、 なるほど、なるほど、 まあ、どんな結末なのかな〜と、読み進めて…

池袋、行こ。

「Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク7」(7/122) やっぱ、面白いね。 ブクロ、サイコー。 オレオレ詐欺(って古いね)。 キャッチ画廊。 未成年放火魔。 そして、Gボーイズの内紛。 今回も面白いテーマがそろいました。 池袋で生きていく勝者と敗者…

そして、ゆるい命(その五)

「屍鬼 五」(6/122) 遂に、 人々は立ち上がる。 猛烈な憎悪、 そして恐怖心が、 人々の心を潰した結果だ。 その様は屍鬼の残虐な振る舞いよりも惨たらしい。 生きるためには、 命を継続するためならば、 生き物は、人間は、屍鬼という名の化け物は、 草花は…

ゆるい大人、ゆるい常識(その四)

「屍鬼 四」(5/122) 化け物退治に立ち上がったのは、 子供たちと ちょっと頭が壊れている(と思われている)狂信者だけだった。 そう、 本当の敵「屍鬼」よりも、 常識という強大な敵の前に、 大人たちは屈しているのだ。 でも、 主人公の二人は、 お互いの…

ゆるい真実、ゆるい決断(その三)

「屍鬼 三」(4/122) 遂にやつらの正体が。 屍鬼が見えた。 こんな驚くべき事実を発見してしまった、 大人、 そして子供。 アプローチは異なれど、 墓を掘り返すという「暴挙」の先に事実はあった。 そして、 事実を知ったはよいが、 その事実を、どうやって…