趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

どう、読む?

「無花果とムーン」(73/144) 主人公は女子高校生 お父さんと お兄さん二人と暮らしているが この三人とは 血の繋がりがない で、下の兄が 目の前で死んだ… そして、夏休みがスタートするのだった 読み方によっては 少女漫画系としても読むことが出来る 禁断…

まだまだ読者として未熟です

「ノックス・マシン」(72/144) いや~ まだまだ読書の量が足りませんよね 法月の思いを 半分も受け取ることが出来ませんでした ミステリをテーマにしたSFです ビックリしました で、様々な過去のミステリがベースとなっています このベースの理解度が… ああ…

いじめ、地方、家庭、コドモ、社会、学校、警察、教師、仕事、生命

「沈黙の町で」(71/144) 奥田がイジメを書いた やはり 普通の「イジメ小説」ではなかったようです 決して後味は良くはありません ま、イジメがテーマで 気持ちの良い作品なんてありませんが… 秀逸なのが 中学生の「いい加減さ」を 実に丁寧に書いているとこ…

優しい道尾

「笑うハーレキン」(70/144) 久しぶりの道尾 想像以上に優しい物語 とはいえ 道尾クオリティですから要注意ですけどね ホームレスの家具職人は元社長、東口 今はトラック一つで 河辺の仲間たちと共同生活をしてるが いつも疫病神が… 東口の転落のキカッケは …

全員、不幸。でも、生きていく。

「無垢の領域」(69/144) 圧倒的です これは家では読めませんでした この気持ちは 地下鉄の中、町の中、酒場の中の雑音で 何というか、中和しておかないと ヤバいです 書道家の男 40過ぎても結果を残せず 実家で痴呆症の元書道家の母の介護をしつつ 書道教室…

ど真ん中、剛速球、王道のスパイ小説

「ピルグリム 1」(66/144) 「ピルグリム 2」(67/144) 「ピルグリム 3」(68/144) 久しぶりの王道スパイ小説 クランシーの初期の作品を彷彿させます ネルソン・デミルよりも派手なところがグッとくる こういうの、最近、少なくなりましたよね テクノスリラーの…

心地よき投げっぱなし

「窓の魚」(65/144) これで、終わるか… この終わり方が気持ち良い ここで物語を終結させる西の胆力に感動です 二組の男女、計四人が とある温泉旅館に 道中のバスからの旅館の夜までの光景が 四人それぞれの目線で語られる 全く同じ場所と時間を共有している…

痛恨のミス

「彼女は一人で歩くのか?」(64/144) やはり、シリーズものは 順番に読まないといけませんね 痛感しました 森のWシリーズ 文庫をカバンに入れ忘れるという失態が 先に2作目を読むというハプニングを起こしました 仕方ない、最初を読むしかありません 少し間…

…この衝撃、何だろ

「ことり」(63/144) ことりの小父さんの物語 傍から見たら何もない人生 何もなさ過ぎて 逆に空恐ろしい人生の物語です でも、ことりの小父さんとしては 様々なドラマがあり、思いがあって生きているのです 久しぶりに打たれました… この人生を 圧倒的にバカ…

書き手と読み手の技術

「恋文の技術」(62/144) 本作品は 書き手の技術と それを受け止める読み手の技術の 素敵なコラボレーションが作り出す ピュアでハートフルな ラブストーリーです そう 読み手の技術が試されます 読み手によって いかようにも楽しめる完璧なおぜん立てを 森見…