趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

猟奇殺人→恐竜→脱獄→パンプキン帝国→

「アルカトラズ幻想・上」(70/144) 「アルカトラズ幻想・下」(71/144) 連続猟奇殺人→恐竜→脱獄→パンプキン帝国 そして、結末……って なんじゃ、それ!?って思うでしょ その「なんじゃ」を あれよあれよという間に収束させていく それこそが「なんじゃ、それ…

難解、だ

「表徴の帝国」(69/144) 師匠に薦められたものの 購入したままになっていた本作品 やっと、読み切りました 1970年の作品 簡単に言えば日本文化論なのだが なかなか、難しくて…… バルトの書くことの導入部は何となく理解できるが そこから読み解かれる本質の…

スカイツリーと東京タワーが見守る町で

「眺望絶佳」(68/144) きた、この投げっぱなし 癖になる放置プレイ マジで快感 スカイツリーから東京タワーへの手紙で始まり 東京タワーからスカイツリーへの手紙で終わる そこに意味はあるのか? それを思いっきり読者にゆだねる その剛腕っぷりにクラクラ…

コンカツ!

「コンカツ?」(67/144) これ、男が書いたんだよね 石田衣良、凄いね で、これ、女子は納得なのかな? 男子たる僕は超納得 というか、現実を知らないので納得という言葉は適切じゃないな う~ん、超発見! 一番の発見は……合コンアフターの真実、です もう、…

何から何まで、上手すぎて、巧すぎて

「舟を編む」(66/144) さすが、本屋大賞 これでこそ、本屋大賞の意味があると思いました 過剰に書き込む部分と 敢えてサラリと流して読者の想像に任せるところの メリハリの付け方が秀逸 読みやすいリズムが作られている 読書の愉しみを感じさせつつ それほ…

最後の一人

「シェルター 終末の殺人」(65/144) 核シェルターの中に閉じ込められた もちろん、その中での連続殺人 最後の一人になるまで この「ゲーム」は終わらない 犯人は誰? 自殺か他殺か 密室の中に密室を作り上げ 過剰な犯行現場を演出していく 一つ死体が、また…

20XX_Tokyo

「標的」(64/144) 近未来アクションサスペンスミステリ(って長いねww) 舞台、東京、日本 警備会社、それも凄い奴、傭兵に近いハードなレベル そこの新人「ボディガード」が主人公 その頃、日本は超格差社会 金持ちは、道路は危険なのでヘリで移動するくらい…

今まで、これは、書かれてなかったと思う

「ロスト・ケア」(63/144) ただ、一か所 ここに衝撃を受けて 他はどうでも良くなってしまった…… もちろん、ミステリとしても良くできてます 介護と言う社会問題に 真正面から、ストレートにぶつかりつつ 実に疾走感あふれる展開 謎解きの方法も ありそうで無…

軽やかな名探偵

「東尋坊マジック」(62/144) こんなにフットワークの軽い名探偵は初めてだ イケメンで博識 性格は「軽薄」だけど信用されている 素晴らしい そしてトラベルミステリー 設定まで軽やかだ 名探偵の職業が旅行会社勤務とは やりすぎだろっ!と言いたくなってし…

五・七・五

「俳風三麗花」(61/144) 実は俳句を始めてから10年以上 全く上達はしていないものの 毎月、小さな句会などに参加しております 17文字、超楽しいです 本作は句会に参加する女性3人を中心に繰り広げられる物語 昭和前期、大戦前の東京が舞台です これ、実際に…

誘拐する人、される人……ある意味、ファンタジー

「一千兆円の身代金」(60/144) 何を書いてもネタバレですね 日本の「財政赤字」に対する強烈なメッセージ小説 そのメッセージを 誘拐事件というフィクションに織り交ぜて 豪速球で投げつけてきます 素直に受け止める、勇気、ありますか? 以下、ネタバレ ま…

なるほどね、コア向けね

「密室殺人ゲーム・マニアックス」(59/144) これは、前から読まないと 絶対ダメですね とか言いつつ「密室殺人ゲーム王手飛車取り」は未読ですが…… ゲームとしての人殺し 簡単にこのゲームのルールを説明すると 出題者は、密室殺人を実行する 回答者は、その…

歴史上の名作を読む

「獄門島」(58/144) 実は横溝正史、初読かもしれません お恥ずかしい話です 映画やテレビで何度も何度も刷り込まれているので 完全に読んだつもりで済ませてきましたが これを機に、名作「獄門島」に当たりました 1946年から1948年に連載された作品です いや…