何から何まで、上手すぎて、巧すぎて
「舟を編む」(66/144)
さすが、本屋大賞
これでこそ、本屋大賞の意味があると思いました
過剰に書き込む部分と
敢えてサラリと流して読者の想像に任せるところの
メリハリの付け方が秀逸
読みやすいリズムが作られている
読書の愉しみを感じさせつつ
それほどまでの苦痛を感じさせないホスピタリティ
匠の技、だね
辞書を作る人たちのお話し
このテーマ選択からして上手すぎるし
あっという間に時が経過するあたりの流れも
筆力がないと出来ないし
適当、適切に「恋愛模様」を差し込むあたりも
もう涙が出来るくらいの絶妙のバランスだし
しっかりと人の死を書き込むあたりも
もう、文句の付けようなしです
パーフェクト
ま、パーフェクトすぎてつまらない
という理不尽なクレームを入れたくなる人の気持ちも
分からなくはないが……
いや、これは、正直に、読んで、楽しみましょう
一歩間違えば「コミック」的なノリになるところを
ギリギリまで攻める
三浦の勇気に、幸あれ!
※はてな年間100冊読書クラブ
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