趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

荻原浩

ちよ、So Cute!

「押入れのちよ」(1/144) さて、新期一発目 ホラー短編集 九つの悲しく、切なく、怖く、笑える物語 表題作「押入れのちよ」のちよは幽霊です 子供です カルピスも飲んじゃいます ビーヒジャーキーが好きです でも、幽霊になるからには、哀しい過去が… こんな…

これ、一見、軽そうだけど…ヘヴィーだぜ

「冷蔵庫を抱きしめて」(159/144) 8つの短編 基本、男と女の物語 『ヒット・アンド・アウェイ』 DVは本当に嫌だ こういう「暴力」は認める てか、暴力じゃなくて「力」だね 力は必要です 『冷蔵庫を抱きしめて』 味の好みの差異…これは厳しいね 『アナザー…

信じない者は、殺される……

「砂の王国・上」(43/144) 「砂の王国・下」(44/144) 荻原作品 今までも色々と読んできました オイアウエ ひまわり メリーゴランド ハードボイルド 戦争 神様 噂 で、思い返すと どの作品も 辛く、苦しく、時に悲しいけど 人は生きていく かすかな希望とユー…

さて、この物語は、ハッピーエンドなのか……

「オイアウエ漂流記」(115/144) やっぱ、ただのサバイバル小説じゃないね 荻原の作品ならではの この余韻を楽しめる悦びに感謝 無人島に流れ着いた10人と1匹 生きたい気持ちと 絶望と 信じられない程のお気楽極楽主義と 渾然一体となって読者に襲い掛かるも…

弱者は負ける。だけど……

「ひまわり事件」(18/144) 荻原浩の小説は ある意味、残酷だ 弱者が強者に立ち向かう そこそこまでは、「反逆」は成功する がしかし、最後には そこそこの、冷たい「現実」が待っている その冷たい現実に翻弄される人間の 優しさ、誠意、勇気 それと同時に …

思い出の回転木馬、ありますか?

「メリーゴーランド」(52/122) また来ました、荻原浩のビジネスファンタジー。 性格に言えば「お役所仕事」ファンタジーかな。 どうしようもない田舎の赤字テーマパークの再建を任された!? さあ、どうするっ。 で、荻原テイストなんで、リアルにはいかな…

やるね。

「ハードボイルド・エッグ」(39/122) 荻原浩、うまいね。 もう、うますぎる。脱帽。 ハードボイルドな探偵、って設定が既に卑怯。 マーロウかぶれの探偵なんて、ねえ。 普通、やらないよ。 そこにお婆ちゃん登場でしょ。 本当に酷い! 全ては設定の妙。 最…

本当に、戦争、意味無し

「僕たちの戦争」(2/122) 荻原浩のユーモアとリアルが絶妙に融合した佳作でしょ!! 表層的にはタイムスリップものですが、 SF的要素を、ちょっと越えた何かがあります。 ネタバレになるかもしれませんが、 スリップしちゃたお互いの、時代描写が巧みです。…

きたきた、ビジネスファンタジー

「神様からひと言」(120/108) 最初の100ページが良いね。 そして、最初の20ページがファンタジー。 久しぶりに読んだビジネスファンタジー小説。 荻原浩のユーモア物と人は呼ぶみたいですが、納得至極。 楽しい読書時間を過ごすことが出来ました。 内容に関…

何これっ!ラスト1行の圧倒的衝撃

「噂」(73/108) おお。 最後の1行で吹っ飛んだ。 もう一度、読み直さなければならないかも・・・ ネタバレになるから何も書けません。 もう一度、復習しよう。 この500頁の中に巧みに隠された、様々なトラップを発見しなければ。 主人公の小暮さんと名島さ…