趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

このタイミングでの読了…

「光圀伝・上」(139/144) 「光圀伝・下」(140/144) いやや ビックリしましたよ 上下で文庫1,000頁超えの超大作を まさに読んでいる途中でのアノ事件発覚 真相はいかに さてさて あの「水戸黄門」の物語です ドラマの設定は全くのインチキということは知って…

待ったよ、やっとだよ

「人類資金7」(138/144) 一年以上、遅れたのかな その辺の事情、知っているならば 誰か教えてくださいっ! 1→2→3→4→5→6までは まあまあ順調に進行してましたが やっとここまできました 7 そうラスト、文庫700頁、厚く、熱い 世界を変えるための ルール…

(言い方悪いですが)女って、怖い

「母性」(137/144) ああ、怖かった これは怖かった 母であること 娘であること 女性は一生「娘」であることが可能なのかもしれない そもそも「母」に向いていない人がいる悲劇 父であること 息子であること 男性は「父」になることを義務付けられているのか…

たまにはホンワリ

「なきむし姫」(136/144) 重松も こんなにスィートな作品を書くんですね 懐の深い作家です でも、やはり、重松 微妙なラインで 作品を読者に丸投げします この先は、あなたにお任せしますよ、と 絶妙です 単身赴任で妻は息子と娘の三人暮らしをはじめます す…

性と性器

「親指Pの修行時代・上」(134/144) 「親指Pの修行時代・下」(135/144) 1993年の衝撃の名作に出会えたのは 渋谷の地下の書店での コーナー展開のおかげです 本屋、重要、ありがとう で、本作品をギュっとまとめると 右足の 親指が ある朝、突如 指ではなくペ…

こんな風に…

「新月譚」(133/144) こんな風に人を好きになれたら… こんな風に人に愛されたならば… 文庫600頁超え これは狂気のラブストーリーなのか 文庫の帯には 大きく「地獄」の文字が躍る この厚き物語の 結末を 僕は美しいと思ったが そうだろうか とある人気作家の…

渾身の一撃

「鍵のない夢を見る」(132/144) これで直木賞です 選考する方も(褒め言葉としての)ズルいですね ココから、多くの人に、辻村作品を読ませようとするなんて ちょっと、 巧み ここから入って「くじら」とかにぶつかったら 一生、離れられなくなることでしょ…

ソリッド且つ残酷

「フライ・バイ・ワイヤ」(131/144) 石持ならではの 冷静に考えればかなり無茶な設定 でも、読んでいると 実に普通に思えてくるから不思議だ 石持マジック 高校にロボットの転校生がやってきた はい、注目 この強引な状況設定 ここから始まります ロボット以…

所詮こんなもの、という衝撃

「ならずものがやってくる」(130/144) これは難しい この自由な発想 どうやって掴み取れば良いのか ストーリーを追うことに慣れてしまった僕の心に ガツンとかましてくれました 読書とは 本当に自由だけど それだけ読者に依存しているのだな、と 13の小さな…

諸君、本作を笑って読めるかい?

「噂の女」(129/144) 「すご腕の」女の生き様、を主軸に読むか 「救いようのない」地方社会の実態、を噛みしめながら読み進めるのか 高校生までパッとしなかった「女」が 地方、いや、田舎、や、ドイナカに生息する「ダメ男」を 利用して、捨てて 活用して、…

伊坂の牽制球

「ジャイロスコープ」(128/144) 7つの短編 伊坂ワールド、全開というよりは 今回は「牽制球」って感じかな ま、巻末のインタビューが一番ドキドキしてしまうという事実 …ま、そういうこともありますよ そんな、緩い気分で読める伊坂 でもね それは表面上だ…

加藤シゲアキ、やるじゃん、すげぇじゃん

「傘を持たない蟻たちは」(127/144) 本当に久しぶりに 自分の意志で購入したのではなく 本好きな知人から頂いた作品を読みました やっぱ、この手の作品は どうしても「偏見」が先だって なかなか読まないのですが いや、これ この肩から力が抜けた感じは、心…