趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

正義と予算

「叛逆指令・上」(125/122) 「叛逆指令・下」(126/122) ※以下、「正義とは?」というテーマには触れませんが。。。 クランシーのオプセンターも11作目なんですね。 で、本作、久しぶりのスマッシュヒットではないでしょうか。 このタイトな展開。 気がついて…

完結

「長恨歌」(124/122) ここで、遂に、 不夜城から紡がれていた、 劉健一の、 物語が終わります。 歌舞伎町に居る人たちの生き様を、 ヴィヴィッドに、リアルに、細密に描いた馳星周。素晴らしいです。 この哀しい現実が、 黒と白であり、 そして、キチガイじ…

正気を失う感覚

「黙の部屋」(123/122) 絵画の魅力を、 こういう形で教えてもらえて、 ちょっと嬉しい気持ちになりました。 石田黙という作家をめぐる物語。 この作家は、フィクション?ノンフィクション? 作品中、随所に差し込まれている絵画の数々は、何? 誰の作品? ミ…

適当に、その場しのぎで、いいじゃない

「フロスト気質・下」(122/122) あ〜、楽しい読書は、あっという間に終わってしまうのです。 それにしても、フロスト警部、素晴らしい。 このグダグダしたストーリー展開が、 ここまで面白くなってしまうのは、 読書が、フロスト警部のキャラに絶妙にシンク…

楽しい読書

「フロスト気質・上」(121/122) あ〜〜〜面白い! 本当に面白い!久しぶりのフロスト長編。 本当に待ってました。花やしきのジェットーコースターのような急展開に、 あっちに行ったり、こっちに行ったり。 もう、止まらない、この楽しさ。 FUNです、FUN! …

戦争は、ビックビジネスです、残念ですが。

「原潜強奪・下」(120/122) 潜水艦の戦いの描写は、 流石でした。 これ、潜水艦好きには、けっこうイケてるかと思います。 特に、潜水艦が「沈む」姿は、 悲しくて、それ故に美しくて儚くて。 海に潜む圧力=「恐怖」、ジワジワと味わえるかと。 で、結局、 …

潜水艦への憧憬

「原潜強奪・上」(119/122) 読書にハマるきっかけが、 クランシーの「レッドオクトーバーを追え」だった私にとって、 潜水艦は、 普通の人よりも、大事で、大切なモチーフであります。 潜む、隠れる、逃げる、、、、、 がしかし、最終的な破壊力を持つ「彼女…

小学生の頃、中学生の頃

「きみの友だち」(118/122) いや〜、涙腺緩みまくり。 読んでいくと、 絶妙なバランスで、涙腺刺激ポイントがちりばめられている。 重松清の「ずるさ」に感謝感激。 一行で泣かせる技、 一行で暗い気持ちにさせる技、 一行で人生を語る技、 巧みです。 小学…

敵は、そこではなく、ここにいる

「深海のYrr・下」(117/122) 非常に優れた知的エンタテインメント。 凄いっす。 哲学的? 宗教的? 現代の、今の神話? 超科学小説? エコ啓発? 究極の愛物語? 人間に対する究極の否定? とにかく、 決してハッピーで救われる結末ではありません。 でも、…

敵は、そこに

「深海のYrr・中」(116/122) 海洋SFテクノスリラー。 知的好奇心が 最大限に活性化され、 ほとんど、物語の核心には思考がついていけないんだけど、 知性のプールに漂っている感じ? なんか、贅沢な作品です。 世界中の知能が結集して出した結論は。。。 そ…

海と人と地球と生物と

「深海のYrr・上」(115/122) 遂に読み始めました。 全部で文庫、約1,700ページの大いなるドラマです。 まだまだ前半1/3なんで、 とやかく言っても仕方ないのですが、 地球を守ろうとか言っている、 上から目線の愚かな人間たちに対する、 警告のような、作品…