戦争は、ビックビジネスです、残念ですが。
「原潜<アメリカ>強奪・下」(120/122)
潜水艦の戦いの描写は、
流石でした。
これ、潜水艦好きには、けっこうイケてるかと思います。
特に、潜水艦が「沈む」姿は、
悲しくて、それ故に美しくて儚くて。
海に潜む圧力=「恐怖」、ジワジワと味わえるかと。
で、結局、
戦争で巨大な富を得ている人がいるという事実は、
間違いないですよね。
本作品でも、或る切り口で、言及しています。
もちろん、フィクションではありますが、
これを「完全なる」フィクションと言い切れるのでしょうか???
どうみても理不尽な戦争が無くならない理由が、
ココにあるのかもしれません。
物語的には、
実に北米的な結末を迎えます。
そのエンタテインメント性は秀逸です。
でも、敢えて、個人的には、
もう少し、悲しくて、惨めな結末でも、良かったのかも。。。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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