趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

あら、涙が出てきた

「ジーン・ワルツ」(42/144) 海堂、泣かせるね〜。 スタバで読んでて、思わず、涙が、こぼれそうに。。。 ちょっと、これは不意討ちでした。 読む人は、気をつけてね! 桜宮サーガとは異なった医療シリーズ。 主人公は産婦人科医。 クール・ウィッチ、曾根崎…

自分の中にいる「善人」と「悪人」

「ヴェロシティ・上」(40/144) 「ヴェロシティ・下」(41/144) 久しぶりにクーンツ、読みました。 大きくくれば、ホラー作家なんですね。 改めて、そーんな軽い気持ちで読み始めました。 当然、もう紙面から目をそむけたくなるような、 強烈な描写が所々にあ…

二元的な世界が崩れて

「黒いユニコーン」(39/144) ガンダム、7つ目。 ますます冴える福井晴敏。 もう、ガンダムとか、SFとか、そういうレベルじゃない小説になっている。 ガンダムという共通言語を最大限に活用した、 本当に悲しく厳しく鋭い戦争小説です。 ここに来て、 敵と味…

100%じゃ、ダメなんだ

「ゴールデンスランバー」(38/144) やっぱ、クラスが違う。 伊坂幸太郎。 面白い、って言葉じゃ表現できない。 なんだろう。 とにかく、心が動く。 この動き方が、普通じゃないんだよね。 なんで、こんなに、読んでて、楽しいんだろう。 もう、叫びたい。 イ…

チャラいけど

「もう誘拐なんてしない」(37/144) けっこう、芯、通ってますよ。 初めて、東川篤哉、読みました。 今、人気なんですよね。 コミカルなストーリーテリング。 会話に対する「地の文」での突っ込み。 この技が巧み。 物語からつかず離れず。 読者の物語への没…

本当は恐い存在でいたくないんだよね、

「ファントム・ピークス」(36/144) 北林一光のデビュー作にして遺作。 残念です。 これだけなんて。 山の中の失踪事件。 雪が解けての半年後、 白骨化した頭蓋骨が発見される。 そして、 また、連続失踪事件が・・・ 状況がおかしい。 どうも、妙だ。 妻を失…

待ち人、来ず

「田村はまだか」(35/144) 実に気持ちが良い。 この読後の気持ちが良い。 そうなんだよ、みんな。 そうやって暮らして、生きているんだよ。 特に難しいことをやってるわけじゃないんです。 かといって、楽勝でもないんです。 ものすごく厳しい時もあるけど、…

物語はスタートがドラマチックじゃなくちゃね

「前巷説百物語」(34/144) 全てはココから始まったんですね。 読み終わった後の、なんとも言えぬ高揚感。 心がワクワク?フツフツ?ドキドキ? うーん、なんて言葉にしたらよいのでしょうか。 江戸。 世の中の裏の世界、社会で生きる人たちの物語。 そんな陳…

好きな武将、決めた。

「利休にたずねよ」(33/144) それは、千利休。 なんて奴なんだ! 構成の妙。 この書き方、素晴らしすぎる。 時間の流れの中で、 読者は、もう作品に身をゆだねるしかない。 その恍惚とした感覚。 読書の醍醐味。 どんな構成か書くとネタバレになるので控えま…

死ぬまでに一度はスノボ、しようか

「白銀ジャック」(32/144) 巧いね。 東野圭吾、まとめるね。 これまでも「スキーもの」は何作品かあるけど、 今回は「スキー場」ものとは。 簡単にいえば、 スキー場を脅迫して「身代金」を強奪する犯人と、 スキー場スタッフとの「戦い」です。 そのシンプ…

ここまで、書くかぁ。参ったっ!

「ウォッチメイカー・上」(30/144) 「ウォッチメイカー・下」(31/144) リンカーン・ライムの7つ目。 今回も、いつもにまして、話は急展開。 何が本当の「結末」なのか、 最後の最後まで、 本当に、 ジェフリー・ディーヴァー、 どれだけ読者を翻弄、 いや、…

2010年の一番

明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 2010年の結果発表です。 ■書籍=154冊読了(2009=139) <一番> 「凍りのくじら」辻村深月 <次点> 「骸の爪」道尾秀介 「失われた町」三崎亜記 「虐殺器官」伊藤計劃 「のぼうの城」和田…