趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

これが北米人というものか

「被曝海域・上」(4/122) 久しぶりのトム・クランシー。 もう、彼の作品はオプ・センター・シリーズしか読んでないから、久しぶり? 正確にはピチェニックとの共著か… 今回は北米と。 オーストラリアと。 シンガポールと。 そして勿論、テロリストと。 核…

!!!!、痛快、350ページ

「犯人に告ぐ・下」(3/122) いやー、一気読み。 マジでエンタテインメント小説。 それも極上の。 テレビのニュース番組を使って殺人事件の捜査をするなんて、 ありえない設定が、とりあえずエンタテインメント。 そんな嘘の設定を支える、 登場人物の設定…

ニヤリ、我慢の320ページ

「犯人に告ぐ・上」(2/122) 早く下巻、読みたい! とにかく読ませてっ、て感じです。 導入の誘拐殺人事件、どう進捗するのか? とか思いつつ、 やっぱり、この事件は只の前振りに過ぎず。 で、本線の殺人事件に突入するわけですが、 これまた、非常識な劇…

自分を制御すること

「朱夏-警視庁強行犯係・樋口顕 」(1/122) 3年目突入の一冊目。今年度も多読乱読、喜んで!! さて、この、素敵な警察小説シリーズ、第二弾。 樋口という、今までの警察小説には珍しい、 型破りなまでに「職業」として、警察という組織に馴染んでいる人。…

スカスカをリストラクチャリング

「君たちに明日はない」(133/122) 垣根涼介って、やはり凄いですねえ。 彼との出会いは「ワイルド・ソウル」であり、 完全に、圧倒的に打ちのめされた記憶があります。 で、本作品は「リストラ屋」さんの話。 いかしたビジネス・ファンタジー小説。 でも、…

奇跡の意味は?

「真夜中の神話」(132/122) 久しぶりの真保裕一作品。 いやあ、シッカリしてる。 ウェルメイドな小説、間違いない。 で、舞台はインドネシア。 飛行機墜落から始まる奇跡の物語。 サスペンス、アクション、アドベンチャー。 様々な要素が、程よいバランス…

溢れる思い、溢れる言葉、そして虚しい現実

「半島を出よ・下」(131/122) これ、読みながら、 渋谷駅、半蔵門線の階段、 ホームから、改札へ、 山手線に乗り換えようとしてた時。 周りをグルっと見回すと、 たくさんの人達が歩いてる。 急ぐ人、急がない人。 笑顔の人、笑顔じゃない人。 一人きりの…

「国家」とは?……熱い。

「半島を出よ・上」(130/122) やっと読み始めることが出来ました。 熱い村上龍、意外に好きです。 この、人名の圧倒的な羅列が、 人の価値を逆に貶めている感じがします。 有象無象の登場人物たちに、 敢えて名を与えているものの、 そこには名前しか存在…

悲劇を読む。

「オセロー」(129/122) 実は、知人が舞台「オセロー」に出てまして。 http://www.saf.or.jp/p_calendar/geijyutu/2007/p1004.html 次の月曜日に見に行くわけで、 予習の意味もこめて、今、シェイクスピアです。 四大悲劇。「ハムレット」「オセロー」「リ…

泣いてしまう

「終着駅」(128/122) 蕎麦屋で涙。 中央線で涙。 喫茶店で涙。 久しぶりに、本読んで、泣きました。 「おじさん」には堪らない一冊。 「おじさん」は読んだ方が良い。 うん、生きてるうちに、読んだ方が良い。 ※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/…

死への怖れ。死ねない畏れ。

「ダウン・ツ・ヘヴン」(127/122) 空から「地上」に落ちれば、「死」。 空から「天上」に落ちれば、「生」? スカイ・クロラ、ナ・バ・テア、本作。 いやあ、森博嗣、凄い。 人の命題ともいえる、こんなに大きなテーマを… こんなにクールに… 読むべき。 以…