趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

道は続かないとね

「武士道エイティーン」(57/144) 16、17、 そしてエイティーン。 香織と早苗の18歳の物語。 剣道を軸にした青春の物語です。 最後のインターハイに向けて、 物語は動いていきます。 がしかし、 このインターハイ、 二人の青春のクライマックスではありません…

うむ、ソリッド、超ソリッド

「傍聞き」(56/144) 書店で噂の小説。 ついに読みました。 で、4つの短編でした。 どれも実に計算されてる。 でも、その計算が読んだその時には見えてこない。 そこまで計算してる。 いや、すげえ。 救急隊員。 刑事。 消防士。 元受刑者向け更生保護事業者…

初、角田光代は、怖かった

「森に眠る魚」(55/144) 日常のなかに地獄はあるんだ 怖いね、生きるって 世界には、日本でも、餓死という現実があります 食べる者が無くて死んでいく人たちがいます それは間違いなく地獄でしょう この作品に登場する ママ友5人は 餓死の現実から全く離れ…

重い、軽いではなく

「GOSICK Ⅲ 青い薔薇の下で」(54/144) さてシリーズ三作目。 久城の成長がほほえましい。 一作目は幽霊船。 二作目は山奥の隠された村。 そして、今回は「都会のデパート」ときました。 日本にいる姉からの手紙に書いてあった「お買いものリスト」。 その中…

とてつもなく、面白い小説って、あるんです。

「ブラッド・ブラザー」(53/144) いや〜。 なんじゃ、これ。 こんな展開ってあり! とにかく、最後まで、騙されます。 ジャック・カーリイに。 百番目の男。 デス・コレクターズ。 さすが、ゼロ年代のベストミステリ作家! 主人公、僕は刑事。 その兄、ジェ…

鬼は、いる、ここに

「鬼の跫音」(52/144) 道尾、短編、6つ。 基本、人を殺してる話。 人を殺す理由とか、 人を殺す気持ちとか、 分かりそうで分からない。 理屈では分かるけど、 それを現実に移行させるところが理解できない。 でも、理解できるわけないのかもしれない。 それ…

興奮するね、楽しいね

「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》・上」(50/144) 「ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》・下」(51/144) あの事件から三カ月。 続きです。 少女たちが駆け抜けます。 事の次第の大きさが。 30年前の殺人事件の真相が。 敵が…

心が気持良くなる読書

「鷺と雪」(49/144) 「街の灯」 「玻璃の天」 そして、本作です。 で、今になって「街の灯」未読が発覚! これは大変。 でも、読んだ気がするのだけど・・・ さて、本作、ベッキーさんシリーズです。 昭和前半の日本にもあった超上流階級の人達が生活する世…

ラノベ風?

「GOSICK Ⅱ その罪は名もなき」(48/144) シリーズ、長編、二つ目。 一作目は幽霊船。 今回は山奥の隠された村。 名探偵少女、ヴィクトリカ。 母の冤罪は晴らすべく、 灰色狼の住む村へ。 もちろん、名助手少年、久城も一緒に。 中世のまま。 時間が止まった…

男なら、読め

「とんび」(47/144) いきなり、差別発言で申し訳ない。 もちろん、 女性は読むな、ということではありません。 ただ、この作品、 男と女では解釈の仕方に大きな差があるんだろうな〜 文庫版のためのあとがきで著者が最初に書いています。 〜不器用な父親の物…

長文小説の愉しみ

「ゲートハウス・下」(46/144) 上下文庫1,400頁。 読み切った。 ニヤニヤしながら読んだ。 楽しんだ。 充実の読書、ありがとう、デミル。 なぜ、分厚い小説に惹かれるのか? 本作品も、 特に超長い時間が経過する物語ではないし、 登場人物も限られている。 …

デミル、厚いぜ

「ゲートハウス・上」(45/144) さてと文庫700ページ。 なのに、 こんだけ読んだのに、 けっこう厚いのに、 まだ、決定的な事件は起きていない。 主人公・ジョンの「皮肉」だけの700ページといっても過言ではない。 が、しかし、 これから、やっと、 この700…