趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ハードボイルド in ニッポン

「氷の森」(10/122)


1989年のニッポン。
暗闇の中でうごめく人たち。
活き活きとしてるけど、その活力の源にあるのは?


悪?金?権力?愛?本能?
システム?社会?運命?


人は不思議な生き物なんですね。
どーして、こんな事しちゃう訳?
何が?why?
ま、それがわからないから人なんですよぉ。


ハードボイルド、ってハードですよね。
鋼のような人生、僕には出来ません。
作品のなかではもちろん、僕も超ハードですが(笑)



裏書きに書いてあります。
新宿鮫」へとつながる大沢在昌ホードボイルドの原点。
大沢ワールド、本当に堪能出来ました。
読了後、
ミステリアスな夜に、
何もかも捨てて走り出したくなる。
そんな「夢」と「希望」と「絶望」がギュギュとつまった傑作です!!



はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676

新装版 氷の森 (講談社文庫)

新装版 氷の森 (講談社文庫)