趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

小説って、全部嘘でしょ…

「悲しみのイレーヌ」(15/144)   

 

 

あの衝撃作、アレックスの前段の話です

で、可能であるならば

本作品を読んでからアレックスを読むと

もっと、もっと

深い読書が出来ると思います

 

さて、本作品ですが

ミステリ好きにはズバっとささります

以下、一部ネタバレです

さらなるネタバレは止めておきますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有名なミステリ作品で描かれた死体の状態を

それも、とびっきり残虐なやつを

再現するという犯罪です

それも連続して

 

もう酷い

描写も本家作品を上回る壮絶さ

 

で、なぜ、こんなことをするのか?

その理由が、実に「理路整然」としているところが

この犯人の狂気を際立たせています

 

で、アレックスを先に読んでしまうと

奥さんが死ぬことが分かってしまうので

その分、少し衝撃が薄れてしまうのですが

知っていたとしても

十分だったかもしれません…

 

それにしても

二部構成のトリックは徐々に効いてきました

まさか、劇中劇ならぬ

作中作とは…

え、全部、嘘なの?

いや、それを言ったら、小説は全部嘘でしょ?

でも、嘘の中の嘘って何?

え、どこまで信じればよいの?

作中作者の意図は?

そして作者の本意は?

 

このスリル、一級品です

深みにはまる読書でした

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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