趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

デビュー

「逃亡作法・上」(16/144)   

「逃亡作法・下」(17/144)   

  

 

東山のデビュー作なんですね

粗削りですが

実に伝わってきますね

王道の犯罪小説

 

近未来の日本の脱獄劇

そのきかっけは

少女連続誘拐犯を成敗するために

刑務所に乗り込んできた

殺された少女の父たちが結成したテログループ

 

犯罪者は無国籍状態

そして無秩序

カオス、だよね、当然

 

でも、カオスの中のルール

犯罪者でも生きるための指針はある

その方向は不法かもしれない

でも、そこに憧れるから、犯罪小説は成立する

なぜ、「社会の敵」である犯罪者に惹かれるのだろうか

 

自分の出来ないことをしてくれるから?

枠組みを壊してくれるから?

圧倒的な暴力を誇示してくれるから?

悪を嫌悪する心と

相反するこの気持ちに

様々な角度で応えてくれる作品でした

 

主人公の犯罪者の選択が

犯罪的要素を除けば

至極真っ当なところがいいね

結局、脱走したのに刑務所に戻ってしまうのが

実に常識人なんだよね

紙一重なのかな

明日、僕も犯罪者の仲間入りしているかもしれないって

 

デビューがこれで

東山がたどり着いた直木賞受賞作

早く読みたいな~

文庫化、いつかな~

まだまだ楽しい読書があるってことですね!

 

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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