僕が生まれる前の日本
「天使の傷痕」(99/108)
西村京太郎、もしや、はじめて読んだかも。
で、本作品、
昭和四十年度の江戸川乱歩賞受賞ってことは、
60年代中盤の日本が舞台。
ミステリーって、凄く時代に敏感に反応するでしょ。
その時々の旬を捉えるどん欲さがミステリーの良さでもあり。
そんな事思いながら、読んでました。
古き良きか悪しきかはわかりませんが、
そこには、昔の日本がありました。
凄くシンプルでオーソドックスな構成。
今の2時間テレビドラマの基礎といっても過言ではないくらい、
物語はずずずーっと進んでいきます。
その衝撃の少ない展開が、
味気ないといえば、そうですけど、
そこに60年代を感じる事が出来て、良かったかも。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
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- 作者: 西村京太郎
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