不可解なり。不愉快なり。でも、読みたい。
「ZOO〈1〉」(104/108)
乙一作品は、不思議です。
短編集です。5編。
全部バラバラ、という言い方も出来ましょう。
読んでて、気持ち悪くなってくる作品も、正直、あります。
でも、でも、でも、読みたいんです。
文字から想起される場面が、情景が、
残酷かもしれないけど、それだけじゃないんです。
映画で言えば、
ただの残酷で驚かされるだけのホラー映画じゃなく、
その後ろに、かすかに、薄く、だけどしっかりと、何かが潜んでいて、
それを見つけたいから、読むんです。
乙一に対する期待感が、そう思わせるのでしょうか?
それとも、彼の綴る文字の力なのでしょうか?
さてと、続きを読みましょう。
※はてな年間100冊読書クラブ
※妄想キャスティング
http://mixi.jp/view_community.pl?id=424676
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (305件) を見る