あらら、予想外(昔は想定外)
「ハンニバル・ライジング」(上)(99/122)
これ、面白い。
もっと早く読んでおけばよかったかも。
言わずと知れた、レクター4部作。
時系列的には
ハンニバル・ライジング→レッド・ドラゴン→羊たちの沈黙→ハンニバル
当然ながら、3作品、読んでいますが、
独立したものとして読んでも楽しめる!
ハンニバル君の「本性」を知らないまま読んでいたら、
全く違った鑑賞が出来たかもしれません。
もちろん下巻で、より様々な仕掛けが為されているとは思いますが、
それ抜きにして、ハンニバルの描き方が秀逸。
やっぱり、彼は少年の心を持ったひとだったんだ、最期まで、と確信。
戦争の描き方も、非常にさりげないけど、痺れます。
トマス・ハリス、やっぱ、力強し。
ハンニバルの謎を読み解くのではなく、
普通にハンニバル少年の成長を楽しみたいです。
ま、素直に楽しめるわけないと、分かってはいますが…
※はてな年間100冊読書クラブ(2005-2006.128/108)
- 作者: トマスハリス,高見浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: 文庫
- クリック: 26回
- この商品を含むブログ (114件) を見る