これが北米人というものか
「被曝海域・上」(4/122)
久しぶりのトム・クランシー。
もう、彼の作品はオプ・センター・シリーズしか読んでないから、久しぶり?
正確にはピチェニックとの共著か…
今回は北米と。
オーストラリアと。
シンガポールと。
そして勿論、テロリストと。
核廃棄物を軸に、いつも通りのストーリーが展開していきます。
なぜテロを起こすのか?
クランシーなりの新しい提案があるのかも。
下巻で、どう落とし前つけてくれるのか、少し期待。
でも、クランシー本人にとっては、
テロが起こる理由なんて、そんなの関係ね〜。
だって、北米、もしくは北米人がテロに該当する行為を実施したところで、
北米を全て正当化してる時点で「テロ」じゃないわけで。
だから、彼にテロの源を語ること自体が無理。
語ることを放棄してるクランシーは、正直者です。
そこは認めます。
クランシーの全ての関心はテロの潰し方。
愚かな(非北米)人達は、何時でも何処でもテロをする。
そこを改善することは出来ないんだよ〜、という考え方。
僕は好きじゃないけど、理解します。
彼こそが、そして本シリーズこそが、
北米ではないのか。
さあ、下巻での北米人たちの決断はいかに?
で、どうしてもアメリカという言い方には納得いかなくて…
北米と言い換える癖がついてます。
でも、カナダの人達には失礼ですよね。
本当は合衆国って言うべきなのかも。
どう思います?
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
被曝海域〈上〉―トム・クランシーのオプ・センター (新潮文庫)
- 作者: トムクランシー,スティーヴピチェニック,Tom Clancy,Steve Pieczenik,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/08
- メディア: 文庫
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