僅かの光と、終わりなき命と
「晩鐘・下」(65/122)
乃南アサの、文庫1,300頁。
腹に、ズズっと来ました。
かなり効きました。
久しぶりに味わう、この読後感。
人が背負わなければならない罪とは、どういうことなのでしょうか?
罪は、罰だけでは、許されないのでしょうか?
この重い結末と、
その向こう側にかすかに見え始めた日常との絶妙なハレーション。
読書の醍醐味ですね。
なんか、ネタバレになりそうだから、
これで止めておきます。
が、一言。
暗い=ネガティブって考え、いつでも正しいって事じゃないと思います。
気合入れて読んでも、しっかり応えてくれる佳作ですよ。
読書好きな人には、オススメです。
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
http://ameblo.jp/yonyonsan/
- 作者: 乃南アサ
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