趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

文字が踊る

「魔術師・上」(12/122)
「魔術師・下」(13/122)




ディーヴァー(そして、池田真紀子の翻訳)の繰り出す文章は、
なぜ、ここまで、高速で展開していくのだろうか。
次から次へと繰り出される事件は、
ただ、ただ、連発されるわけでなく、
有機的に、
実に巧みな伏線が張られつつ、
読書を裏切りつつ、期待通りに発生する。



それにしても、ラストのカーラは。。。。
まさにイリュージョン。


リンカーン・ライムシリーズ第五弾。
今回は手品師というか、イリュージョニストというか、魔術師が犯人です。
最初から犯人は分かっています。
(※が、ディーヴァーのことですから、ま、楽しみに読んでください)


その犯人の連続殺人を追跡するライム軍団。
逃げられたり、追いついたり、だまされたり、だましたり。
「え、こんな中途半端なページ数の段階で捕まっちゃうの?」
みたいな展開もあったり。
とにかく文庫700ページ、大満足です。



ディーヴァー、やはり、素晴らしい。







はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

魔術師(イリュージョニスト)〈上〉 (文春文庫)

魔術師(イリュージョニスト)〈上〉 (文春文庫)

魔術師(イリュージョニスト)〈下〉 (文春文庫)

魔術師(イリュージョニスト)〈下〉 (文春文庫)