ボーイはガールとミーツする
「さよなら妖精」(30/122)
爽やかで残酷で輝いた青春時代を、
米澤穂信は、
良質なミステリーの池に、
さりげなくリリースしてくれる。
そこで解き放たれた青春は、
内戦のユーゴスラビアにたどり着く。
地方都市で生活する男子高校生が、
一風変わったホームステイ(?)でやってきた、
ユーゴスラビアの少女で出会う。
その設定に、
最初は不信感をいだくものの、
読み進めていくうちに、
永遠なるボーイミーツガールの強さを知る。
さりげない謎解きの裏に隠された、
ガールの心象風景は、
読後、じわじわと僕の心を占領していく。。。
30歳くらいで読みたかったな〜
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/06/10
- メディア: 文庫
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