趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

大きな河

テンペスト・上」(77/122)
テンペスト・下」(78/122)

 
超大作を時間をかけて読むという贅沢。
今回の場合は約一ヶ月間でしょうか。
昼間は今の東京で働き、遊び、生活する。
夜、休日は19世紀の琉球王国を闊歩する。
そして、
主人公・真鶴の怒涛の人生に一喜一憂する。
性別を超え、常識をぶち破り、国境も軽々と飛び越える真鶴。
物凄く陳腐な言葉ですが、
 
 人生、楽ありゃ、苦もあるさ
 
そう、世の中は、すべて相対的なバランスの上に成り立ち、
人間は、愚かにも、そのバランスを人為的に操れると思い込んでいるだけにすぎない。
このバランスは誰に支配されているわけでなく、
そう、神ですらコントロール出来ない領域にあるのでしょう。
この世という、大きな河の流れに、
逆らうも良し、流されるも良し。
泳ぐも良し、船に乗るも良し。
所詮、その河の中に在ることに変わりはないのだから。
その時の選択は○とか×とかなくて、
その時のバランスでしかないのかも。
  
それにしても、
沖縄に行きたいぞ〜
首里城で遊びたいよ〜
 
で、池上永一って凄い。
壮大な歴史ドラマ、満喫でした。
間違いなく、楽しめるエンタテインメントです。
 
 
はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

テンペスト  上 若夏の巻

テンペスト 上 若夏の巻

テンペスト 下 花風の巻

テンペスト 下 花風の巻