空=自由、生きる=??
「クレィドゥ・ザ・スカイ」(86/122)
スカイクロラシリーズ、
僕の中では最終巻(短編除くで)。
でも、物語の時系列的には違うんですよね。
『ナ・バ・テア』
『ダウン・ツ・ヘヴン』
『フラッタ・リンツ・ライフ』
『クレィドゥ・ザ・スカイ』
『スカイ・クロラ』
刊行された順番だと、
『スカイ・クロラ』
『ナ・バ・テア』
『ダウン・ツ・ヘヴン』
『フラッタ・リンツ・ライフ』
『クレィドゥ・ザ・スカイ』
で、この物語に、特に意味はない、と敢えて書こう。
生きていくなんて意味がない。
飛ぶことが生きること。
でも飛ぶことに意味はない。
唯一の意味を提示するならば「殺人」(戦争とも言う)。
それにしても、
空は、
下は地面にぶつかるまで、上は空気が無くなるまで、自由だ。
生きていくのも、実は自由だ。
そして意味はない。
あ、生きることに意味を付与することは当然可能です。
その自由さを感じることが出来る。
本作品は、
本当に自由だ。
そして素敵だ。
残念ながら、
飛べない人は読みましょう。
※はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky (中公文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
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