ルールを決める恐怖
「パラドックス13」(2/122)
東野圭吾らしいSFですね。
まさに東京壊滅サバイバル。
世界から「生物」が消えた。
だが、ごく僅かな人間達が「生き残った」。
彼らは東京を彷徨う。
荒天の極みを尽くす都市。
自然の前にガンガン崩壊していく東京を生き抜く。
建物は地震で崩れる。
道路は雨に潰される。
町は地球に犯される。
人間の作ったモノなんて、ゴミ同然。
ほんの僅かな残された人たちは、
生き抜くためのルールを作る。
そのルールは、
今、人間が生きている「普通の世界」のルールとは違う。
が、待てよ。
北朝鮮のルールは正しいのか?
EUのルールは正しいのか?
南アフリカの昔のルールは間違っていたのか?
誰が正否を決めるのか?
そもそも、
みんなが生きていく為にルールがあるならば、
そこに生活が、生命があるだけで、
そのルールは「正解」なんじゃないの!?
※はてな年間100冊読書クラブ
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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