趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

面白いアイデアは、まだまだあるんだ

「13時間前の未来・上」(95/144)
「13時間前の未来・下」(96/144)
 
 
タイムスリップもの。
既に映画化も決まっているとのこと。
納得。
 
古今東西、タイムスリップものには、
様々なスタイルが存在する。
過去に戻るのか、未来に飛ぶのか?
どうやってスリップするのか?
スリップのタイミング、場所の設定は出来るのか?
そして、
歴史の流れを変えることは出来るのか・・・
 
本作品はタイムスリップの「設定」の勝利だ。
この設定が素晴らしい。
 
・ある条件下にいる場合(ネタバレなんで書きません)
・00分を迎えると
・2時間前の00分に戻る
 
つまり、
21時59分から22時になった瞬間に、
20時に戻る。
そのまま21時を迎えると、
19時に戻る。
そして、また同じ条件下で20時を迎えると、
18時に戻るという仕組みだ。
 
今までやってきた1時間に問題があるならば、
そのまま2時間戻って、
時の流れを修正すべく努力する。
この物語の主人公は、
奥さんが殺されるという事実を覆すため頑張るのだが、
なかなか巧く歴史を修正できない。
どうしても死んでしまう。
当初の殺され方ではないにせよ、
別のスタイルで死んでしまう。時の流れは皮肉だ。
 
さあ、ニック、最愛の妻を助けることが出来るのか?
強盗と飛行機墜落事故が同時発生する、
混乱の極みの街の中で、
スピーディーな展開が楽しめる作品。
翻訳モノならではかと思います。
苦手な方にもオススメですよ〜
   
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

13時間前の未来〈上〉 (新潮文庫)

13時間前の未来〈上〉 (新潮文庫)

13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)

13時間前の未来〈下〉 (新潮文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)