東京の田舎モンですから
「プリンセス・トヨトミ」(99/144)
京都、奈良もいいけど、
今度、一度、
ちゃんと大阪に行ってみたくなりました。
いつも通り、作品内容の前知識をなるべく排除して読み始めましたが、
まさか、こういう展開になるとは。
まさか、大阪の存在自体を「ホラ」にしてしまうとは。
でも、このホラ、本当なのかも?
え、実は、大阪以外の人たちは400年間も騙されっぱなしなの!?
大阪の地下に存在する大阪国。
ありそうだもの。
橋下知事のカラクリとかありそうだもの。
だって、あれ、おかしいでしょ。
うん、そうだ。
この本はノンフィクションに違いない。
って、すいません、何を書いているか自分でも意味不明になってきました。
完全に万城目マジックにやられました。
物語の筋を追うというよりは、
作品の世界の中の流れに身を任す感じ。
なんて説明したら、良いんだろう。
まあ、読んでください。
絶対、損はしませんから。
それにしても
東京って、なんか脆弱だな〜
大阪生まれ大阪育ち、いいね。
そう言い切れる。
本作品の底に流れる、その力、
読みながら、ふつふつとジェラシー。
羨ましいぜ、大阪。
守ろうぜ、トヨトミ。
東京生まれ東京育ち、だっていいんだよ。
でも、なんか後ろめたい・・・
江戸幕府だって、
駿府の徳川家だし、
明治維新だって、
中心で動いたのは薩長土肥だったりして。
東京、なんか、ね〜
あ、いた、平将門。
ど〜よ、それ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/04/08
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