趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

日本には、ガンダムがあるじゃないか

「虹の彼方に・上」(100/144)
「虹の彼方に・下」(101/144)
 
 
日本には
ガンダムが「ある」ということに
改めて、重ねて感謝
 
この作品の良さを
どう伝えるべきなのか
非常に悩みます 
ガンダムだからこそ
人と人が戦い、殺しあう戦争というものを
ここまで深く描けたと思うし
神という存在を
提示できたのだと
 
新しいと古いの対立
 
宗教に「緩い」国
ありふれた「自然」の中に神を見出す国
単一民族であるという「誤解」が蔓延する国
個が「弱」い国
そんな「日本」でしか描けない物語
 
それが「ガンダムだ」と言おう
そしてそのガンダム
高邁な思想に昇華させてくれた福井晴敏に「ありがとう」と言おう
 
だが、しかし
ガンダムという「アイコン」に偏見を持つ人も多いだろう
そういう人たちに、敢えて言おう
福井晴敏を信じて
一度、読んでみてほしい
所詮、ロボット同士が戦うアニメじゃないか
そういう気持ち、よく分かる
が、しかし
それを文字で読んでみてほしい
そこには「萌えキャラ」もいないし
華美なマシンも存在しない
ただ、活字があるだけだ
その活字の向こう側に何が見えるか
そう、そこには素晴らしいSF文学があるはずだ
  
文庫10巻
震えながら、読もう
 
人は所詮「肉」である
でも、未来を信じることが出来る
この素晴らしい結末、是非
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ
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