血沸き肉躍るって、こういうことか

「射雕英雄伝(1)」(111/144)
　
　
敬愛する先輩レコメンドシリーズ第三弾は、
なんと、武侠小説です！
宋末元初の激動期。
13、14世紀あたりの中国を舞台としたドラマチックな物語。
　
もう、強い奴らのオンパレード！
繰り出す技のバリエーションの豊富さに圧倒。
やっぱ、中国はスケールが違う。
なんかデカい。
日本の武士道とか一線を画す豪快さ。　
でも根は同じ。
常に正しい行いや友情や義理人情を善しとする義侠心。
強い心が強い力を生み出します。
　
本作品は、ある義兄弟を巡る物語。
一人はモンゴル高原で。
そのエピソードが濃く描かれているのが、この第一巻。
で、もう一人は・・・？
スピーディーな歴史の流れに翻弄されつつ、
豪快、爽快な読者、これが楽しい！
　
大きな気持ちで、瑣末なことに振り回されずに、
ホントに大事なこと、大局的に把握して、
突き進む。
そんな登場人物に本作品で出会うと、
エアコンの中でちまちま仕事している自分が恥ずかしくなる。
夏は夏、太陽の下で、暑さを愉しんで、
とっとと仕事を終わらせて、やることやって、ビールでも飲もうぜ！
そんな気持ちになる一冊。
猛暑対策にもってこいです。
　
　　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

射雕英雄伝―金庸武侠小説集 (1) (徳間文庫)

※はてな年間100冊読書クラブ
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