軽い、というテクニック
「被害者は誰?」(144/144)
貫井が真剣に「ライト」なもの書くと、
こうなります。
連作集。
名探偵作家とドジな後輩刑事とのコミカル・ミステリ。
表題作は「被害者」をあてるミステリ。
その後も「目撃者」「探偵」をあてる作品が続きます。
犯人をあてるのが通常のミステリ。
その根本を完全に無視しつつ、
上質のミステリに仕上げる腕前、堪能できます。
解説にも書かれていますが、
たまには、こういう「軽い」読書もいいと思います。
あ、勘違いしないでくださいね、
読み口が「軽い」だけであって、
中身は「重〜い」仕掛けがありますから。
ま、その仕掛けの重さすら感じさせない、
貫井の超絶「技」、お楽しみください。
特に表題作は、
あ〜、こんなんで騙されるとは!!!って感じです。
お試しあれ。
で、今年も一か月前に目標クリアっす。
毎月12冊ペース、完了。
最近、薄くて分冊されてる文庫スタイルが増えたこともあり、
カウントは増加傾向にありますが、
ま、趣味は読書なので、
これからも読み続けますよ〜
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 貫井徳郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/16
- メディア: 文庫
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