なに、これ!!え、あり?!
「真鍮の評決・上」(66/144)
「真鍮の評決・下」(67/144)
いやね。
マイクル・コナリーは凄いよ。
ここまでするか?
あの「リンカーン弁護士」シリーズ第二弾。
そして、
あのボッシュ刑事が…
休職中の弁護士ハラー。
そろそろ復帰…という時に舞い込んだ仕事。
旧知の仲の弁護士が殺された。
ある朝、突然、契約に則り、
その刑事の事件を引き継ぐ第一人者となる。
その殺人事件の担当者がボッシュなのですよ。
本作のボッシュの微妙な距離感を持った係わり方が上手い。
果てしなく上手い。
さすがコナリー。
で、引き継いだ事件の中に、
ハリウッドの大物プロデューサー案件があります。
セレブが妻と、その愛人を殺した!?
もちろん、そこにはビッグマネーが。
その案件と旧知の弁護士が殺された事件との関連性は?
そんな伏線を持ちつつ、
セレブ殺人事件の裁判は始まります。
そこに展開されるリーガルサスペンス、超面白い。
それだけでも、当然ながら立派な作品になるのに
コナリーは違う。
結局、そのサスペンスですら…
ここから先は書きません。
出来ればボッシュシリーズを読んでからの読書をオススメしたいですが、
そうでなくても十分に楽しめます。
一流のエンタテインメント、ここにあります。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: マイクル・コナリー,古沢嘉通
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