趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

背負うモノの軽重

「十字架」(63/144)  
 
 
背負うモノが重い方が
充実した人生かもしれない
背負うモノが軽い方が
自由な人生かもしれない
 
背負うモノが重い……
なんと苦しい一生なのか!
背負うモノが軽い……
なんと味気ない一生なのか!
 
本作品、テーマは「いじめ」
見ていただけ、何もしなかっただけ
そんな主人公の思いは
じわじわと心を侵食していきます 
苦しい、苦い、この気持ち
重松はグイグイと読者の心に刺し込んできます
 
この十字架
背負うことのない世の中になって欲しいです
でも、ヒトは愚かなので
いつも、どこかで、誰かが背負い続けるのです
 
我々がしなければならないのは
その十字架を背負っている人たちを
無視せずに、受け止めることなのでしょう
 
これは、読むべき作品です
読んだ人の数だけ
この世から
悲しい十字架が減ることを……
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

十字架 (講談社文庫)

十字架 (講談社文庫)

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