背負うモノの軽重
「十字架」(63/144)
背負うモノが重い方が
充実した人生かもしれない
背負うモノが軽い方が
自由な人生かもしれない
背負うモノが重い……
なんと苦しい一生なのか!
背負うモノが軽い……
なんと味気ない一生なのか!
本作品、テーマは「いじめ」
見ていただけ、何もしなかっただけ
そんな主人公の思いは
じわじわと心を侵食していきます
苦しい、苦い、この気持ち
重松はグイグイと読者の心に刺し込んできます
この十字架
背負うことのない世の中になって欲しいです
でも、ヒトは愚かなので
いつも、どこかで、誰かが背負い続けるのです
我々がしなければならないのは
その十字架を背負っている人たちを
無視せずに、受け止めることなのでしょう
これは、読むべき作品です
読んだ人の数だけ
この世から
悲しい十字架が減ることを……
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/12/14
- メディア: 文庫
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