趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

邦訳タイトル、いいね

「二流小説家」(67/144)  
   
 
現代は「THE SERIALIST」
意味は「連載物作家」
ちょっと日本だとニュアンスがわからない
で、このタイトル
いいね
翻訳・青木千鶴、編集、ナイス!
 
主人公・ハリーは二流作家なんだけど
その二流の男が生み出すこの物語は最高
作品内で二流作品と言われている
・ヴァンパイア系
・黒人探偵系
・エロSF系
どれもハリーは「偽名」で発表している
この二流な感じ
作品内でもちょっとだけ読める
この三作品がダメなのか、面白いのか、どうなのか
多層構造のストーリーの中で
まさかの
本当の連続猟奇殺人が起こる
まんまとはめられたダメ作家の闘いは
時に笑いを
時に悲しみを誘う
 
この作品
何が主題だか分からないのに
軸がしっかりしている
読んでいて、不安定なようで
最後はシュッとまとまる感じは新しい
今まで読んだことの無いタイプ
 
特に、「ビジネスパートナー」のクレアは最高
彼女が主人公の物語、読んでみたいな 
 
やっぱ、北米からは
新しく、刺激的なミステリが出てくるんですね
流石です
 
ミステリ好きな人ならば必読案件
翻訳モノ苦手な人も
ちょっと我慢して読むべし
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕

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