久しぶりに、これ、凄い、キタって、ホント

「教室に雨は降らない」(90/144)　　
　　
　
凄い、伊岡
久しぶりに
大きく裏切られた、凄く良い方に
感動したさ、静かに、そして猛烈に
　
　
主人公、縁あって小学校の音楽の「アルバイト教員」に
そんな彼がクラスで起きる事件に
なぜか首を突っ込むことになり……
　　
扱っているテーマは
まあ「鉄板」です
いじめ、モンスター・ペアレント、虐待
そして、機能不全に陥った公立学校と言うシステム……
　
そんな問題に絡んで発生する些細なミステリ
繊細な謎解き
細やかな着地を目指す主人公のソウル
当事者にとっては、決して些細じゃないという現実も見えてくる
登場人物、コドモもオトナも含めて、の葛藤
生きていく難しさ
でも、時間は流れていくという世間
上からでもなく
卑下することもなく
そうやって描かれていく鉄板のテーマ達に
ハッとさせられました
この「気付き」のために読書してるんです！と断言できます
完璧にハマりました
嬉しかったです、読書してて
　
　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

教室に雨は降らない (角川文庫)

※はてな年間100冊読書クラブ
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